飼育員ロイの奮闘日記Ｎo.2

2007年2月27日(火) 2007-02-27T09:25:50+09:00 476 / 1

しばらくぶりに日記です＾＾；なかなか暇がなくやっと２回目です。今まで私は普通に工場勤務などが多くてなんてゆうか苦になってるわけでもなく、まぁただ漠然と働いてたんですが、この飼育員の仕事に就いてから世界が変わったような、充実してるような感じで毎日が新鮮ですごく楽しみながら働いていますｗ私にはこれが天職なのかしら？さて今回は悲しい話題・・・。
動物公園で私が一番好きで可愛がってたワラビーの通称ワビちゃんのお話。とても人懐っこい子で、私が手を出すと小さい手で私の指を握りながら、まあるい可愛い目で見上げるホントに可愛い子でした。ある日エサを持っていったら、寝小屋に血の跡がありました。ビックリしてワラビー達を見ていったらワビちゃんが尻尾から血を流していました。消毒して、傷薬を塗ってその日は様子を見ようと帰宅しました。次の日、私はお休みだったのですがワビちゃんが気になって様子を見にいきました、ワビちゃんはいつもと変わらず元気いっぱいで跳ねてました。その様子をみて安心してました。その次の日、会社にいくと事務所に大きな毛布がありました。中には冷たくなったワビちゃんがいた・・・。頭が真っ白になった。「何で？昨日元気だったよね？なんで、ねぇ、何でワビちゃん・・・」悲しくて、悔しくて涙がとまらなかった。多くの哺乳動物は弱っていると逆に元気に見せようとするそうです。そんなことも忘れていつもと変わらず元気だったワビちゃんを見て安心してしまった自分が悔しかった。なんて知識がないんだと思いました。あの元気な姿は最終警告だったのに・・。それから私は出来る限り色んな知識を学んでいます。可愛いだけじゃ、楽しいだけじゃダメなんだ。二度とワビちゃんのような助けられたかもしれない命を無くさないために・・・。
その日の午後、ワビちゃんを埋葬しました。スコップでワビちゃんの上に土を盛る、だんだん顔がみえなくなってその度に涙が溢れて「ワビちゃん、ねぇ、ワビちゃん戻ってきて」でも、その言葉は届かなかった・・。