これは、大の猫嫌いだった中年オヤジのゲンさんがひょんな事から二匹の猫を世話することになり、しだいに猫好きへと変貌していく様を書いた実話だよ。

さて、随分猫の事にも詳しくなったゲンさんだけど物心付いたときにはすでに猫嫌いだったんだよ。というよりも記憶にある限り猫嫌いだったんだね。なぜ猫嫌いだったかは今まで話してきたから少しは理解してもらえたかな。
別にゲンさん悪気があって猫嫌いだったわけではないんだよ。もともと動物は好きみたいだからさ。ただ猫と触れ合う機会がなかっただけかもしれないね。だから猫の悪いところばっかりしか目に付かなくて。
それが白い子猫の登場ですっかり様変わりするんだから人間って面白いよね。
昔の人がが言ってたよ。『アバタもエクボ』って。好きになれば何でもステキに見えるんだってさ。
人の好き嫌いなんて所詮そんなもんさ。
だから食わず嫌いなんかも良くないよね。食べてみれば美味しかったなんて事もあるでしょう。でも今まであれほど嫌いだって言っておいた手前、今さら美味しいねって言えなくなってさ、損することないようにしなくちゃ。何事にも素直にならなくちゃ。
さてさて、どうにかゲンさんちに居候できるようになった僕たちだけど、まだなにか足りないものが一つあるよね。
みんな気付いたかな、そうそう、あれですよ。それはまた次回。
お楽しみに。
※僕たちの近況

これも古い写真でごめんね。2005年10月頃。初めて公園に連れて行ってもらった時の写真だよ。
並んでると僕が小さいでしょう。
byホワイト



















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