これは、大の猫嫌いだった中年オヤジのゲンさんがひょんな事から二匹の猫を世話することになり、しだいに猫好きへと変貌していく様を書いた実話だよ。

やっと落ち着ける家が決まった僕たちだけど何か足りないものがあるんだよね。
みんな気づいたかな。そう、名前が無いんだ。
そこでゲンさん色々考えてみたんだ。
黒いトラ柄と真っ白だから、強そうな名前で「ブラックタイガーとホワイトタイガー」、もうちょっとひねりを利かせてタイガーと来ればウッズでしょう。そこで「ブラックタイガー・ウッズとホワイトタイガー・ウッズ」なんてどうだろう。
いやいや、
「お名前はなんて言うんですか。」って聞かれた時に、
「いぬです。」
「えっ、猫でしょう。」
「そうですよ。猫の『いぬです』です。」
なんて人をたぶらかすような『いぬです』って名前はどうかななんて冗談のような事まで考えていたんだ。こんな名前付けられたら僕たちの方が迷惑だよね。
ところがね、帰宅したゲンさんを待っていたのは一番下のお姉ちゃんの
「名前決まったよ。チップとホワイト。」って一言なんだね。
これにはゲンさんがっかりさ。
「チップとくればデールでしょう。」
ところが
「白猫はお兄ちゃんがホワイトだって言うから。私がチップで一人ずつ決めたんだ。」
って言われては仕方ないよね。
でもゲンさんは納得いかないみたいっだったよ。アメリカ人が白猫を「白」って呼んでるようなもんじゃないか。もう少しひねりが欲しかったなって今でも言ってるみたいだよ。
でも、これで一応僕たちの名前も決定したんだよ。
「チップ&ホワイト」
今では多くの人に名前を知ってもらえてとっても嬉しいよ。
人並みにやっと名前も決まった僕たちだけどまだまだ落ち着かないんだよね。
どうしても野良猫の習性が抜けないんだ。そんな騒動はまた次回。
お楽しみに。
※僕たちの近況

これも昨日と同じときに撮影したものさ。
byホワイト



















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