これは、大の猫嫌いだった中年オヤジのゲンさんがひょんな事から二匹の猫を世話することになり、しだいに猫好きへと変貌していく様を書いた実話だよ。

毎朝、脱走する僕たちに手を焼いたゲンさんは、翌朝、餌を食べた後にどうするかをじっと見張ってみたよ。
そしたらね、フェンスに手をかけ見事に僕が登っていくんだ。そしてついにフェンスの上を何事も無かったように闊歩してるではないですか。ゲンさん驚いたね、猫は平気で登れるんだって。
考えてみれば僕がはじめてゲンさんちに現れた時も二階のベランダなんだから木登りくらい出来るって気付きそうなのにね。それを忘れてるんだからさ。困ったものだよ。
そして、猫の身軽さを実感したゲンさん、さっそく対応を考えたんだよね。
広くもないテラスだけど畳を横に八畳した位はあるんだよね。
そこに屋根でもつければ問題ないことなんだけど、素人のゲンさんには無理だよね。大工さんにしてもらえばいいんだろうけど費用が掛かりすぎるよ。
じゃあどうする。
猫の爪がかからないように金属性の板でも張り巡らすか。これも素人作業には問題あり。
ベニヤ板を貼るか。しかし雨ざらしではそのうち痛んできてとげが刺さったりして大変じゃなかろうか。
こんな具合でなかなか良いアイデアが浮かばないんだよね。いつまで経っても悩みの尽きないゲンだよ。
でもねついに考えだしたんだ。あまりお金もかからなくて風にも強い名案を。それはまた次回。
お楽しみに。
※僕たちの近況

彼は新しく家族になったジャンガリアンハムスターのデール君です。でもゲンさん僕たちとまだ会わせてくれないんだ。
一緒に遊んであげるのに。
byホワイト



















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