野良猫の鋭い猫パンチ

2015年9月27日(日) 2015-09-27T22:35:47+09:00 274 / 0

今日は天気がいい日曜日。

午前中は家庭菜園をして、午後からは漁港へ遊びに行った。
ちょっと風が強いけど釣りには問題なさそうだ。

漁港に着くといつもより人が多く、お気に入りの釣り場には先客がいた。
とりあえずあいている場所にクーラーボックスを置いて釣りを始めることに・・・。

・・・
・・・・・

釣れない・・・。

今日は大潮なので魚の活性がいいはず、だよね・・・。
餌をまくと小鯛や小メバルたちが瞬時に食べつくす。
さらには、フグがやってきてしまい、これでは釣りにならない。

と、困っているとオヤジ猫が登場。
いよぅ、オヤジさん。

オヤジさん、なんか毛並みが悪い。
疲れているのか？飯を食えてないのか？
自分が釣れてないとわかると、違う釣り人のもとに向かっていった。

まぁしょうがないよね、釣れてなければこんなもん。

それにしても、みんな釣れていない。
子連れの家族はあまりにも釣れないために子供が泣いてしまったみたいだ。

隣、そしてその隣と、続々と帰る子連れの家族たち。
たくさん釣れる時は楽しいけど、釣れない時は辛いよね。
自分はあくびをしながら海を眺めることにした。

海はいつも自然の美しさを伝えてくれて、時折自然の厳しさも教えてくれる。
自分は自然の一部として生きているんだなぁと改めて実感していると・・・

いつの間にか野良猫軍団に囲まれていた。

♂軍団
オヤジ、二号、うっしー

♀軍団
ボス、マロ、子猫1、子猫2、子猫3

これらが整列して一列に並んでいるのだから、誰もがびっくりするはず。
いつもならうっしーが先頭に来るのだが・・・
前回からうっしーは自分と距離を置くようになり、少し離れた場所で座っている。

自分の真後ろにはオヤジさんと子猫軍団が陣取っている。
そして、なぜかマロまでそばに来るようになった。
マロはとても人になれていないので、自分の近くに来ないはずなんだが。

魚が釣れると、みんな戦闘態勢に入る。
自分が針から外す前に魚が外れると、魚の争奪戦が始まる。

魚のゲット率が高いのは

うっしー＞二号、オヤジ＞子猫軍団＞ボス、マロ

魚を奪うのが得意なのは

ボス＞＞＞二号＞子猫軍団＞マロ＞うっしー

魚が奪われやすいのは

オヤジ＞マロ＞うっしー＞子猫軍団＞二号＞ボス

ボスは魚がゲットできなくても、後から奪えばいいやと思っているらしく、魚をゲットした猫の後をつける。
魚をゲットした猫は魚をくわえながら安全な場所を探して、安心して食べれるところで食べる。
しかし、ボスは一瞬の隙をついて略奪！！

う~ん、猫も女性陣の方が強いのか・・・。

自分にじゃれてくる猫はオヤジとうっしー。
最近は子猫たちもじゃれてくるようになったのだが・・・
力加減を知っているのは、おやじとうっしー。

猫パンチをしても、オヤジとうっしーは痛くない。
子猫たちはたまに力加減を間違えて痛い時がある。

子猫に指をぴんと伸ばして遊んでいると、隣から鋭い猫パンチが・・・
い、いってぇ・・・

うっしーか？と思い横を見ると。
マロがこっちを向いてファイティングポーズをとっている。
ぇ？なにやってんの？

しかも、フルパワーの猫パンチのため腕からは流血。

気を取り直して釣りを続けようと竿を持つと・・・
ガリッ！！

竿を持つ手に猫パンチとひっかき攻撃。
また犯人はマロで、生傷が増えることに・・・。

同じ野良猫でも、なぜこんなに違うのだろうか。
これではマロと遊ぶのは危険かもしれない。
マロは、特に悪気はなく遊んでいるつもりだと思うが自分はちょっと厳しい。

猫パンチを受けた時に、「マロ、痛いよ」と言うと、なぜかマロが知らん顔をしている。

これからは猫パンチ受けても大丈夫な装備をしないといけないね。

釣りが終わっていつも通り掃除をしていると・・・
なぜかマロが近づいてくる。
他の猫たちは解散して、自由行動。

自分の後ろをずっとついてきて、自分が近付くと一定の距離を保つ。
一体何をしたいのだろうか？？

自分が車に乗って帰る時は、また目の前にマロが来てこっちを見ている。
「マロ、またな」と伝えると、マロは自分が帰るまでずっとこっちを見ていた。

なんというか、人だったら素敵な嫁さんかもしれないね。

・・・
・・・・・

ぇ？釣果はだって？

・・・
無念。