黒白ちゃん、やすらかに・・・

2015年10月24日(土) 568 / 7

ショッピングモールの駐車場から道路に出た。路肩で何がが動いていた。
通りすぎる瞬間、猫だ、とわかった。
すぐに路肩に車をとめて駆け付けた。
まだ３か月くらいの痩せた子猫。
車にぶつかったのだろうか、耳から血を流していて、もがいていた。
どうしたらいい？近くに動物病院はあったっけ？
何もできず、額を指で撫でた。
少し、動きが静かになった。
でもそのあとわずか１分くらいで、完全に動きが止まってしまった・・・

獣臭がするので、飼い猫ではないと思う。
こんなに小さな子が一人でここまで頑張って生きてきたんだね。
そう思うと、涙があふれてきてしまった。

寺に行く約束があったので、子猫をガードレールの向こう側にそっと置いた。
雑木林になっているから、その近辺で暮らしている子なんだろうか。
その場を離れ、用事を済ませてからミニシャベルと家に咲いていた花をもって子猫のところに戻った。
まだそのままだった。
ミニシャベルで穴を掘り埋葬した。
車に常備してあるクリチューを出して花と一緒にお墓にのせた。
生きているうちに食べてみたかったよね。
ノラちゃんになったばっかりに、辛いことばかりだったかな。
どうか安らかに、ゆっくり休んでね。

虹の橋にはニャア母さんがいるから、可愛がってもらってね。
生まれ変わって今度こそ幸せにおなり。
うちの子になってもいいからね。

日記を書きながら、また涙が出てきた。
傍にいたトラが珍しく膝に乗ってきてゴロゴロ言ってくれてる。
泣いているのがわかるのかな。
トラちゃん、ありがとね。