心配なこと（ペットショップと子供たち）

2015年12月7日(月) 669 / 24

大変よけいなお世話であることは重々自覚しています。

気分を害される方もあるかと思いますが、少しばかり心配なので書かせていただこうと思います。

ペットショップについて。

ペットショップの在り方について、ネコジルシの日記でよく見かけます。
私も店頭に並べられ、売られる子の制度には反対です。
今にして思えばお叱りを受けてしまう、実家に暮らしていたポテチ（チンチラとペルシャのミックス）は、あと４時間で業者に引き渡すと言われていたたまれず、ショップからお金を払って引き出されてきた子でしたし、初代東風は『夕方タイムサービス』と銘打って５０００円で買われてきた子です。

けれど、お叱りを受けるのは、あくまで大人であってほしいと切に願います。

お金を払う能力があって、家に迎え入れること、衣食住についての決定権を持つのはあくまで親であり、子供ではありません。

ですから、その家の親がどうであるか･･例えばショップで購入した子がいるお家の子には、別の選択肢もあり、その選択肢をすることによるメリットやデメリットについて教えてあげることは良いことに間違いはないのですが、そのことから、いじめに発展させないよう、ご留意いただきたいのです。

子供は親が言っていること、しっかり見ています。
親が言っていたことをそのまま、絶対の信頼を持って、それが正義だと信じて、そのまま当事者に伝えます。

私は小学校３年で父親を亡くしました。
その時、クラスでお香典をいただきました。
後に、クラスの子から、図工の時間に全員同じ分量で配られた粘土を、自分に別けてくれと言われ、断った際に『あんたのお父さんが死んだとき、お金出したのに！』と言われ、言いかえすことが出来ず、家に帰ってから母に言ったところ、その晩のうちに一クラス分のお香典の金額を持って、名簿からその子の家を調べて尋ね『お返しします、いくら包まれたんですか』と言いに行った事があります。

その子の親は目の前で子供を叱り飛ばしましたが、それはその子が自分で考えたことではないと思います。
親の、本音･･うっかり口にした事だったのではないかと思います。

母は当時、塾を開いていて私と兄を育ててくれました。
塾ですから、間違えたり騒いだりすれば叱ることもあります。
そして、叱られた子供の感情の矛先はその家の子供に向けられることもあります。
けれど、親にウチが塾なんかしているから･･と言ったところで『それでご飯が食べられるんでしょう！』と叱られるのが関の山です。

子供には『親の職業を変えさせることは不可能』です。

そういう感情のはけ口にされたことを、親に言いつけて叱ってもらったとしても、それはまた、繰り返されるだけであることは、おわかりだと思います。
子供は耐えるしか、ありません。

ですので、くれぐれもお願いします。
親の職業『ペットショップの子供だから』と、『あのうちの親はペットショップで買ったんだって』と、子供に決定権の無いこと（抗うすべのないこと）を理由に･･･いじめに発展だけはさせなうよう、重々気をつけてあげてください。

大人になれば理解できる道理も、子供にはとても辛い記憶として残ります。
自分のお子さんを、悪気のない、いじめの発端者にしない為にも、よろしくお願い申し上げます。