【はっさく君事件】①きっかけはひとつの日記でした。

2016年9月27日(火)

はっさく君事件

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ずっとずっと、書くのどうしようか悩んでいたんですが、UPします。
2年前、2014年の9月末の話です。
これからちょっとずつUPしていきます（⑤まであります）ので、猫を飼っている方、これから飼おうと思っている方、ぜひ全ての日記を読んでいただけたらと思います。
後から全部わかったうえで私目線で書いた内容なので、多少カンに障るような書き方もあります。スミマセン。
またコメントはバラバラになると見にくいので最後に開ける予定でいます。
長くなり読みにくいですが、最後まで読んでいただいた上でご意見ご感想があればちょうだいしたいと思っています。

最近、「譲渡条件が厳しすぎる」と仰る方が多いですね。
いつか、書かないといけないと思っていたのですが…
2014年にネコジルシ内で起きた、「はっさく君事件」のことです。
1人のある男のせいで、4匹の子猫が踏まれて命を失いました。

模倣犯が出るといけないからとか、容疑者の人権とか色々な理由で渋っていました。
でも、やっぱりこれは風化されてはいけない事だと思うのです。
なので、ここに書き留める事にしました。
（たまに、非公開にする事もあるかもしれませんがお許しください。）
これを読んで、なぜ譲渡条件を厳しくせざるをえないのか、保護主の方も里親希望の方もじっくり考えていただきたいのです。
そして、もう二度とこのような事件を起こしてほしくないのです。

私は、2014年夏にネコジルシに登録しました。
それまでは別のサイトで里親募集していたのですが、自分の家の子にすることにしたので、わが子の記録の為にブログを探していました。
ネコ専用SNSだと知って、ネコジルシを利用する事にしました。

里親募集サイトでは、色々な方からアドバイスをいただきました。
こちらももらってもらう為に必死でしたから、里親探しの方法が書いてあるサイトを沢山読みました。
ボラさんのアドバイスやサイトで里親詐欺があるということは知っていましたが、あまり条件を厳しくしすぎるともらってもらえないかもしれないし、まさか本当に身近にあることとは思っていなくて、都市伝説位な感じでいました。
正直、ボラさんが敏感すぎるのでは、とも思っていました。
里親希望の人が条件厳しすぎてこんなんじゃ里親になれない、と書いてあるのも、読んで知っていました。
例えばこういうのね。
http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/2344209.html
もう、里親なんて既婚で子作りのする気がない30、40代夫婦で専業主婦、そんな人いったいどこにいるよ？と思っていました。
我が家も共働きだし、こんなんだったらまずはじかれる対象です。

ネコジルシにくるまでは、そんなふうに思っていました。

話はネコジルシに戻ります。

2014年9月。
のちに事件の容疑者となるAが書いた一つの日記が、私がはっさく君事件にかかわるきっかけでした。
（事務局さん、もう消えたアカウントなので、転載大丈夫ですかね？）

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とある里親募集中様に、うつ病の１人暮らしだから、と言う理由で反古にされました…
更には、アメリカの研究者のブログのURLが添付されていました。
内容は、猫に噛まれると、うつ病が発症すると言ったものでした。
人間も動物だって、病気になりますよね…
なんだか全人類の、うつ病の方に激しく差別化
された内容のものです…
私は以前に、うつ病と診断されましたが。
今は不眠症のみであります。
自分の部屋も掃除できれば、決まった時間に
猫の餌やりや、トイレ掃除も、世話もできます。
確かに、人と猫とでは習慣も違いがありますが。
全人類、全国民の、うつ病や不眠症に悩み
戦っている方の冒涜だと、私は感じ取ました。
一言言わせて欲しい！
動物も人間も、いつか亡くなります。
そんな中で、好きな動物と過ごす日常は。
健常者しかいけないのでしょうか?
１人暮らしだから譲渡しません。
病気持ちだから譲渡しません。
近年の既婚率の割合を考えて見て下さい。
少子化と結婚しない方の方が多いですよ。
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これは、キャッシュをコピーしたものです。
その後色々あって、この人大丈夫か？！と思って、後からあわててキャッシュを拾ってきました。
なので、これが本当にネコジにアップされたものかどうか証明をすることはできないのですが、実際に掲載されたママです。

私はこれを読んで、こう思っていました。

病気だからと言って、動物を飼っちゃいけないって、どうなのかな？

私には身近に精神疾患の人がいます。
私だって、（精神的なものも含め）いつ病気になるかわからない。
もし、それを理由に愛する動物を飼うことができなくなったら…
子供の頃、ペット不可のマンションに住んでいて将来動物を飼うのが夢だったから、自分の病気ごときで夢絶たれたら死んでも死にきれんぞ…ぐらいに思っていました。
それに、ペットは精神疾患を改善してくれる効果もあります。
以前、フェレットを飼っていた時に、ボランティアでちょっとだけアニマルセラピーをやっていました。
もちろん、動物たちにストレスがないようには、注意していましたけどね。
なので、動物が人間に与える効果も知っていました。
人間の病気治癒の為だけに動物を飼うのは動物にストレスがかかりすぎるので一概に賛成できないのですが、訪問など一時的なものだったらそれもありと考えていました。
ですから、本人の健康状態を確認もせずにひとくくりに「病気だから飼えない」というのはなしだなーと思っていました。

それによく読むと、猫にかまれてうつ病になるって…ほんとかいな(笑)

なんて思っていたんですけどね、「でも、残念だけど里親にはなれないと思うよ」とも思っていました。
勘違いしないでいただきたい。うつ病でも、里親にはなれると思うんですよ。
でも、独身の男性一人暮らし…これもダメとは言いませんよ。
私が里親募集かけていたとして、ほかに子連れファミリーや若い夫婦から応募があったら、一番に切リ捨てると思います。

なんていうか…うまくいえないんですけど、単純に足し算引き算じゃないと思うのですよ。
里親を選ぶ基準に点数をつけるとする。
30代なら+3点、子供がある程度大きくなってるなら+3点、既婚者なら+3点。
逆でもいいですよ。持ち点20点で、若すぎ高齢者-3、小さい子供もしくは妊婦-3点、独身-3点。みたいな。
そのマイナス項目が大きくなればなるほど、減点はどんどん大きくなっていくというか、最後にうつ病もってなると-5点、みたいに、どかーんと大きな減点になる。

しかも、いつ知ったんだか忘れましたが…この方、生活保護受給者だったのです。
病気で働けない独身男性一人暮らしに大事な娘を嫁に出す人がどこにいます？
そんな人に譲渡するアホはいないでしょ…というのが私の本音でした。

ところがいたのです。
はっさく君事件の被害者、Cさんでした。

続く。

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