今を生きる猫たちのキロク•キオクがテーマだそうです。

窓辺のステッカーだけで、こんなにお洒落に。
ココ ドコノクニ?
6日間で66組の作家の作品展示とのことで、私が見たのが全てではないかもしれませんが、いずれも日常の中のネコたちを切り取った力作ばかりでした。
この展示会で特筆すべき点は、ラフなんです。
もうね、全てがラフ。
各作家のブースでポストカードやポートレイトを売ったりしているんですが、「お金はこの中に入れてください。」って、封筒が置いてあるだけだったり、無造作に置かれた写真集は見放題。
そしてなんと!撮影はご自由に。
いいのか?著作権⁉︎。
そんなわけで遠慮なく、一番気に入った子の写真をUPします。

昔飼っていた子に似てるんです。
じつは黒猫好きな私。
一箇所だけ、飼い猫のアビシニアンの展示がありましたが、後は民家の軒先のネコだったり、河川敷で魚を狩りながら生きている野良の親子だったり、海外の市場の人と共存しているネコなど。
地方には、まだこんな景色が残っているんだなぁ。
魚はボラだろうか、金魚なら顰蹙かしら。
まさか、食材じゃないだろうね?。
など、妄想ワールドを繰り広げながら見ていたわけですが、沢山のネコのポートレイトが貼られた場所で現実に引き戻されました。
あきらかにスコが混ざった子や、体型は日本猫寄りだけれど、顔はどう見てもエキゾな子。
長毛やシャム系なんて言っている場合ではないくらいの勢いで、特殊な形態を持った子たちとの交雑化が進んでいるんですね。
本来、自然の中には居ないはずの人間の手で作られた品種との交配って、それらを飼っている人が未手術のまま外に出しているか、脱走、または捨てられたかしたってことですよね。
なんだかとても悲しくなります。
ペットに不妊手術をしない血統種の飼い主は、それらの形態を引き継いでしまったネコたちが、日本の四季がある気候で健康に生きて行けると思っているのでしょうか。
それとも、自分のおうちの子だけが無事に戻ってくればいいのかな。
そんな複雑な憤りみたいなもので、モヤモヤしながら残りの展示を見ていると。

こんなテーマの展示をされている方がいらっしゃいました。
ここに書かれていることをそのまま言ってあげたい人が時々いらっしゃいます。
野良猫が多いことは決していい事ではありませんが、全ての猫を飼い猫にすることは不可能です。
増やさないための努力をしている方も、今、そこに存在している子たちを暖かく、または不承ながらも見守ってくださっている方たちもいます。
やはりインターネットには不用意な発言は書くべきではないと思います。
猫好きの考えが全て正しいわけではなくとも、口を閉ざすことも時には必要ですよね。
固い話題になってしまったので最後に。

こんなにかわいい豆皿も売っていました。
外に出たらすっかり陽は傾いて、晩秋の柔らかな夕刻になっていましたとさ。

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