人間と猫の痛みの感覚の違い

2017年2月2日(木) 465 / 6

先日、獣医師にこう言われました。

「人間だと動くことすらできなくなるような痛みでも、猫は平気で動いて食事を摂る」

人間と猫では痛みに対する耐性が違うというのはよく聞く話です。
しかし、いくら猫が我慢強いといってもそこまで人間と感覚が異なるとは知りませんでした。

そう考えると猫が食欲をなくした時、じっとうずくまってる時、彼らの痛みや苦しみは人間に置き換えたらどれほどの状態になるのか…。
きっと想像を絶するほどの痛みや苦しみではないかと思います。

人だったら少し食欲がない、元気がないというのはほんの少し体調が優れないという程度。
でもそれを猫にそのまま当て嵌めて考えてはいけないのだなと改めて思いました。
事実、他界したうちの猫は癌の末期になるまでいつもと変わらず普通に生活していましたから。
（癌が発覚する1年前に健康診断をしましたが、その時は数値に異常はありませんでした。）

今うちにいる子たちはキャリア持ちということもあり、違和感があったらすぐに受診するようにしています。

少しタイトルから逸れた内容になりますが、獣医師も人の子です。
判断を誤ることもあります。

私が猫の腹水や便秘を疑った時、最初は否定されましたがその後私の勘違いではなかったことが判明しました。
腹水の子は癌であったことが分かり、便秘の子はその後巨大結腸症に。
今では何かあった時は症状や猫の状態を細かく説明し、獣医師とよく話し合うようにしています。

かかりつけ医の判断に納得ができなかった時はセカンドオピニオンで診てもらう勇気も必要だと感じました。
ただ納得がいかないからと闇雲に行っても信頼関係が崩れてしまうだけなので、かかりつけにない機材を使って検査したいときやかかりつけが休診のときなど言い訳ができる範囲で行っています。
（カンドオピニオンでの結果はかかりつけ医に報告しています。）

早期発見早期治療のためにも、後で自分が後悔しないためにも、最低限食事量、排泄、運動量を見るようにしています。
食事内容の見直しをしたりサプリを使ったりもしています。
1年でも2年でも、少しでも長くウイルスを抑えていられるように…。

病気やウイルスと闘っている子たち、健康な子たち。
全ての子たちが飼い主さんとの大切な時間を長く穏やかに過ごせますように。

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