
病院から更新…と書くと何だか心配をかけてしまうのですが、本人は至って普通に過ごしています。
今回は、昨年の手術のときに行った処置が不要になったため、それを元に戻す手術のための入院。よって時期は選べたんだけど、仕事の関係で今しないと冬までできないので、半ばムリヤリ。6月からはまた多忙な生活が待っている。
昨年のような緊急入院ではないので、スケジュール調整できたこともあり、久々に落ち着いた環境で読書したり、仕事の指示を与えたり、勉強したりでき、それなりに充実した入院生活。
それでも、気持ちのどこかに欠けた部分を感じてしまうのは、猫族がそばにいないから。事務所を頻繁に訪ねてくるセンパイは勿論。家で仕事していると、ノンノやナミが「お腹空いた」と鳴き喚き、レプン姐さんは無言で私の横に鎮座する。マルリはドカっと膝の上。何とも賑やかな我が家。
入院前に「行ってきます」と姐さんに挨拶。朝のゴハンと散歩のあと、微睡む姐さんは夢うつつを彷徨って、私と暫しのお別れ。去年みたいに、私がしばらくぶりに帰っても、何事もなかったように、また私を受け入れてくれるんだろう。
それが寂しくもあり、けれどもホンの少し嬉しさのほうが大きいのです。猫にはいつも 負けるわけだ。
恋、と書いたら、あと、書けなくなった。
これは太宰治の「斜陽」の中の名文。そんな日常を私は生きていると気付かされる入院生活。



















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