大佛次郎記念館での猫写真展も昨日で終了しました。
遠くから足を運んで、見に行ってくださった方々、本当にありがとうございます。
最初は寒かった港の見える丘も、今は春爛漫。
色とりどりの花が咲き始め、それはそれで、綺麗な新緑の季節なわけですが、今年もあと8ヶ月。

「だからー、地面は嫌いだってば!ですよ。」
今月は後半からGWなども控えているので、遠出や帰省などする方も多いでしょう。
中には、猫を連れてのお出かけを検討中の方もいらっしゃるかも知れませんが、宿泊を伴うお出かけで絶対に守ってほしい事があります。
宿泊施設の部屋で、猫を放し飼いにしない事。
先日、知人が遠方からキャットショーに来る人にホテルを確保するため、あちこち問い合わせをしたところ、以前はokだったホテルもペット不可になっていたり、大変だったそうです。
団体でも大変なのだから、個人ではもっと難しいかも。
どうして可が不可になってしまうのか。
表向きは、アレルギーの人への配慮などになっていたとしても、動物の種類に拘らず飼い主のマナーが悪いからです。
部屋の中で、連れて行った動物を放し飼いにすれば、調度を痛めたり、粗相をする可能性があるばかりではなく、抜け毛や鳴き声の問題も出てきます。
飼い主が食事に出たりすれば、知らない部屋に取り残された動物の中には、ドア前で鳴き続けたり、ドアを引っ掻き続ける子だっています。
でも、飼い主だって、せっかくの旅行先でコンビニ弁当を買ってきて、犬猫とにらめっこばかりはつらいですよね。
なので、簡易ケージを持参する事を強くお勧めします。
出来るだけ、動物が中で立ち上がって動けるサイズで、トイレやご飯がセット出来る大きさ。
大抵の動物可のホテルは、犬猫を連れている人は同じフロアに集中させているので、最低限のマナーとして放し飼いさえしなければ、長時間でない食事などの外出には目を瞑ってくれますし、トイレをINする事で、砂の散らかりも抑える事ができます。
ケージの置き場所を工夫する事で、廊下や他の部屋への鳴き声による迷惑も軽減できますし、最近は車のシートに固定できるタイプもあるので、移動中もキャリーケースよりは広いスペースが確保出来、動物にも優しいです。
以下の画像は飼い主さんの許可を得て、撮影しました。
サイズやお値段の参考にしてみてください。
(猫本体は含まれません。)

中に可動式の間仕切りがあるので、多頭でも個室スペースが確保できます。
輸入品で2万強。

ノルウェージャンとトイレを入れても余裕。
超軽量で5〜6千円前後。

中で寝てるのはラグドール。
猫ベッドとトイレシートは余裕で入ります。
5千円弱。
これはショー会場なので、ある程度の強度が必要で、規定の大きさ以内の仕様の物ばかりですが、探せばもっと色々な形や、コスパの良いものもあります。
余談ですが、以前に私が用意した簡易トイレが小さすぎて、おすかる様が尻尾を汚してしまったので、ホテルのバスルームで尻尾だけ洗った事がありました。
その際に、備え付けのフェイスタオルで拭いてしまったので、買い取らせて欲しいとフロントに申し出た事がありました。
そこのホテルでは、部屋と同じ仕様のタオル(かわいい)や、バスローブも販売していたのですが、「こちらで処理しますので大丈夫です。教えてくださってありがとうございます。」と、言ってくださいました。
原則的にやってはいけない事(この場合は、尻尾だけとは言えバスルームで猫を洗った事と備え付けタオルの使用。)をしてしまった場合は、正直に申告する事です。
申し出があれば、ホテルの側も掃除の際にチェックするなど対応出来ますが、マナー違反に知らん顔をしてしまうと、他の方からの苦情が出るなどして、次回は動物連れお断りになる事もあります。
ホテルの部屋は、旅先でのプライベートな空間ではありますが、公共の場所である事を頭に置いて、後から使う人や、そこに宿泊する方、そこで働く方に迷惑のかからない利用を心掛けましょう。

一緒にベッドでねんねとか、とんでもねーですよ。
動物連れの移動についてはコチラ
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