ネコ日記1

2018年4月16日(月) 390 / 0

今は飼っていないので、昔飼っていた猫の事を書こうかな。

①どぶに捨てられていた仔猫

中学校の帰り道、ドブの中から「ぎ・・ぎ・・」という音がして、
（？）と覗き込んでみたら、手のひらサイズの小さな生き物がヘドロまみれになっていた。

急いですくい上げて家に連れて帰り、洗ってやると目も開いていない仔猫だった。
お皿にミルクを注いでやっても飲まないので、スポイトを買って来て飲ませてやり、
ウンチも自分からしないので、綿棒でお尻をつついたりして排泄させなければならない程小さな仔だった。

しばらくして、「ぎ・・ぎ・・」ではなく、ちゃんと猫の鳴き声になり
日に日に大きく立派に成長。

そして、外に遊びに行く度に違う色の首輪をつけて帰ってきた。
隣の家のおじいちゃんのお腹の上で寝ているのも見た事がある。
人懐こい猫だったので、どうやら近所数件で飼われている状態になっていたらしい。
30年以上前は、猫を家の外に出すのは当たり前だったが
今、こんな状態になる猫は少ないだろう。

この猫はみぃ之介という名で、一緒に飼っていたセキセイインコが頭に乗ろうと
手を出す事もなく、インコの好きにさせているような大人しい猫だった。
15年近く生きた。（実家にて）

②ゴミ袋に入れられて、ごみとして捨てられていた仔猫
ある日の朝、ゴミ出しに行くと近所のおじいちゃんが
「あんたんとこで、一匹飼ってやれないか？」
と、ゴミ捨て場にある袋を指さした。

中を見ると、生まれたばかりの仔猫が数匹入っていた。
Σ(●ﾟ∀ﾟ●)

「なんか声がすると思って見たら、猫がいるんだよ。
　可哀想だから、みんなに声をかけてるんだ。」

その中から1匹、毛色がみぃ之介に似ている子がいたので
その子をもらう事にした。

みぃ之介も育児が大変だったが、この子はどうにも小さ過ぎて手に負えない。
病院に連れて行き、必要な物を買い揃え、仕事先にも無理を言って
休憩室に置かせてもらい、数時間に一度の食事の世話などをさせてもらった。
おかげで職場の皆に可愛がられて、むくむくと太ってゆき
家で留守番させても大丈夫！になってからも
職場のアイドルとしてお呼びがかかり、休憩室で皆に遊んでもらっていた。

が、この子は6歳で病死。腎不全だった。

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