
最近勉強させて頂いている近隣のまちづくりプロジェクト。
こういった「基礎研究」のようなものは、
未来への投資につながるはずだと考えているのだけれども、
「基礎研究」ゆえ、やっていることが一般の方に少々分かりにくいのは確か。
ただ、こうしたことをやらないとマズイと思っている。
特に「知」の集積が少ない田舎なら猶更だ。
プロジェクトにおけるキャッチイなこのビジュアルは、
その町の資源の一つが「たぬき」であることから発案されたものだろう。
私はこれを見て、いつもレプン姐さんを思い出している。

試しに塗り替えてみると、あら不思議(笑)
(塗り替えだけの処理なので目がコワいけど…)
私は子どもの頃のあだ名が「たぬき」だった。
それは私の名前が三文字で発音が似ているからと、
当時太っていたからだ(と思う)。
そんな私と、狸に似た姐さん、それが狸の伝説に因んだ場所にやって来たのは、
深い縁があるようなないような(笑)

「阿波狸合戦」の古戦場は、この川の流域。
500頭を超える狸が、川を跨いで戦ったとされる。
(お互いの居城は2kmしか離れていない…)
この橋を渡るとき、私はいつも、たくさんの姐さんがポコスカ殴り合いをしている様子を
想像して笑ってしまう。

夜、私が寝室に向かうと、もれなく姐さんがついてくる。
私がもぐった布団の上に、無遠慮に「えいや!」と飛び乗って来る姐さん。
確かな重みはありがたいやら、ありがたくないやら…
深夜に目をさまし、得体のしれない不安にかられて、手を伸ばす。
姐さんの頭に触れて、私は何故だか安心して、再び眠りにつくのだ。



















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