猫ボラという職業病。

2019年5月30日(木) 747 / 4

今は保護活動をしている私達にとっては飼い主からの相談や里親募集シーズン真っ只中。

昨年から仕事の訪問先で私が最大級の不安を感じていた家がある。
そこはまさに猫の楽園。街から離れた広い敷地の農家に猫が繁殖したり集まってきている。

何とか餌やりを止めて欲しいと思ってはいたが頑固そうな感じの人に見えたし何も言わずにいた。
それから1年経ち状況はまさに猫が大繁殖して問題が起きそうな予感しかしない。

今日はその餌やりしているお爺さんに挨拶したら愛想が良かったので、
このチャンスに言うしかないと思った。

これ以上、猫が増えると大変な事になるんじゃないんですか？
と切り出し・・このままだと手に負えなくなって行政や保健所に自ら連絡することになるか、
近所から苦情で通報されるか必ず問題が起きるのでそうなったら
それなりの費用負担もしないわけにはいかなくなりますよと。
手に負えなくなって猫を厄介払いするのは可哀想だしましてや
遺棄などすると犯罪になるので出来ないと。

お年寄りに愛護法だの不妊去勢や里親探しだの説明して理解してもらうのは難しい。
数十分ぐらい親身に説明したら、これ以上猫を増やすと大変な事になるという事は分かってくれた。
お爺さんは”ありがとう”と言ってくれたので話は聞いてくれる人だとわかりホッとした。

”じゃあもう猫に餌はやらない”とまでお爺さんは言ったけど、お爺さんも猫が好きだろうし
猫達もここに住みたいだろうからそれも難しいとは思う。
それに対して具体的な対応するにはこれ以上増えないように費用負担して
不妊去勢するのが一番いいので、保健所に相談するのが嫌なら私に直接相談して下さいと伝えた。

今日は仕事よりもそのお爺さんと話す事が出来た事が一番の収穫だった。
仕事中にそういうお宅に訪問するとなぜか仕事も忘れて猫ボラという職業病を抑える事が出来ない。
時々、仕事が副業で猫ボラが本業と思う自分もいたりする。
こんなんで自分は大丈夫だろうか？と思うこともあるけど、やっぱり猫が好きだからしょうがない。

あと今日はいつも訪問するお寺でたまに見かけるニャンコを撫で回してきた。可愛い＾＾。

おい！ちゃんと仕事しろ自分。

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