梅雨時で、余震の可能性もあります。
二次災害にもお気をつけください。
関東地方は暑いですね。
梅雨はどこに行っちゃったんでしょう。

紫陽花が夏バテしないか心配な6月ですが、先日、我が家に小さなお客様が逗留しました。
土曜日に、シャンプーのために一歳になる男の子をお預かりしたのですが、飼い主さんのお仕事の都合で、一晩うちにお泊りでした。
お他所の子を預かるわけですから、一番心配なのは猫同士の喧嘩などで怪我をさせてしまう事。
のびのびと性格よく育っている子なので、威嚇などで萎縮させてしまうのも避けたい処です。
当初は折りたたみの簡易ケージで過ごしてもらおうかとも考えたのですが、知らない場所に連れてこられて直ぐに、誰もいない部屋もかわいそうだと思い、落ち着かせてシャンプーが終わるまで。のつもりで、私の部屋のケージに入れたところ、オス同士で一番心配だった兄は平常心でご飯を食べているし、絶対に何かやらかすと思ったおすかる様はガン無視。
預かりっ子も、おちついて水を飲み、カリカリも食べ始めたのですが •••。
普段と違う気配を察知したのか、別の部屋で寝ていたはずの白黒コンビが雪崩れ込んできて、一目散にケージに(笑)。
しかも飛び乗るでも威嚇するでもなく、側面にしがみ付いて中を覗き込む仕草は猿みたい。
尻尾はリス並みに膨らんでいるくせに、何度引き剥がしてもへばりつく黒い猿。
鍵を外して侵入を試みる白い猿。

「お猿さんではないでち。なの。」
あまりにもうるさいので、ケージカバーをかければ、カバーとケージの間にたーちゃんが潜り込み、扉をあけられないように椅子をおけば、椅子の隙間からもっちーが手をつっこむ。
相手がおとなしく、シャーもされないのでやりたい放題の猿ふたり。
たーちゃんの遊んで攻撃は、1時間程、私との攻防戦を繰り返しているうちに、預かりくんの事はすっかり忘れ、標的が私になったので良かったのですが、もっちーはその間も 椅子の上から微動だにせず、預かりっ子に熱視線を送り続けてるし、時々パチクリしてるし。
※もっちーはジーっと顔を見た後、パチクリ瞬きをするので、人間はだいたいキュン死にします。

「たーちゃんは遊びたかったでち。」
預かりっ子は、シャンプーも無言の抵抗をするだけで(手足でギューギュー押してくるだけ)で、とても良い子だったし、ドライヤーにもひたすら石になって耐えてくれたのですが、なんか視線を感じてドアのほうを見ると、隙間から白い手と顔が(笑)。
ドライヤーの音に、蜘蛛の子を散らすように居なくなったはずの猿ふたりの白いほうだけが戻ってきて覗いてる••。
これはもう、別部屋に移しても、一晩中ドアを引っかかれて眠れないだろうから、綺麗になったところでオヤツをあげて、元のケージで休ませてあげようと思った瞬間、私の手とケージの扉をすり抜けて白い物体が!。
見ているだけが耐えきれなくなったのか、もっちーがケージに飛び込み、預かりっ子の頭をペロペロと毛づくろいしはじめ、流石にどんなにおとなしい子でも、これには預かりっ子もシャーッ!。
手こそでなかったけれど、数時間越しの片思いは見事に当たって砕け散りました。

「もっちーのパチクリが通用しないなんて、どうかしてるなの。」
その後も諦めきれないもっちーは、ケージに登ってみたり、カバーに顔をつっこんでみたり、餅なだけ粘り強く気を引こうとはしていましたが、預かりっ子は一切視線も合わせず、翌日はさっさとキャリーに入り帰っていきました。
もしかして、もっちーはショーキャットよりストーカーの才能があるのではないかと思った雨の週末でした。
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