待合室で待っていたら、一昨日仔猫を連れてきていた人が慌てた様子で来て、隣に座った。
一昨日は皮下点滴してもらっていた2ヶ月ほどのオンにゃの子。
拾ったばかりで弱っているので病院通いをしているって、
里親は探さず自分の家の子にすると言っておられた。
夜は布団で一緒に寝ているって。
首もとに丸まって寝るんだって、嬉しそうに。
「調子悪いの?」
「悪いの」「ご飯を吐いて、体が冷たいの」
毛布にくるまれて抱っこされているその子は、既に生気が無く体温が下がって体が冷たい。
こまちの時を思い出して、
「危篤です!先に診てあげて」って診察室に声をかけたら、仔猫を抱っこした女性がハッとした顔になった。
いちが点滴してもらっている隣の診察室で、先生が静かに説明しておられた。
聴診器で心音を聞いていた先生に「今止まった」と告げられて、女性は大きな声で泣きながら「ごめんねごめんね」と言っていた。
あんな風に泣けるのが羨ましかった。
亡くなった仔猫にも何よりの手向けだったと思う。
チカコは今日も一時をリビングで過ごし、ホットカーペットの温かさも経験して、
そして今日もベッドにチッコを引っかけて自室に戻っていった。

ここんとこ毎日ベッドを洗濯しています。。。
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