ヤモリ

大阪府 50代 男性 ブロック ミュート

ソマリを飼ってます。 ご病気になった飼い主さんから譲り受けた2才♀です。 相方にフォレストジャンを迎えました。 猫保護観点から里親募集に応募するも、どこも全く返事がなく・・・。 諦めてブリ...

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2歳以降から我が家に来たの猫ストーリー
2021年7月11日(日) 234 / 0

筆者がトップページに使っている猫の写真は我が家の1号猫のお姉さん、ソフィアだ。
ショートソマリ(半アビシニアン)らしい猫だ。

彼女が我が家に来たのはひょんな理由からだった。
筆者は大学で教鞭を執るが、下は1回生から上は大学院生まで面倒を見る。
そしてなぜか、学内で問題行動を起こす学生のケアも筆者の仕事だ。
それは役割として与えられたものじゃないんだが、いつの間にかそのような役割をしている。
18歳〜22歳位だと多感な時期、本質的な意味での多感な年代とは異なる、身体・年齢的には大人、感覚や経験的には子供という間(はざま)で自己処理が不能になり、揺れる学生がたまに出てしまう。
多少のズルが出来る性格ならいいんだが、生真面目な学生ほど、この谷間からニャーニャーと悲壮な心の叫びを訴えるのだ。
親や友達にも相談できないような話、しかし大人に導いて欲しい、そういった微妙なメンタリティが叫びを助長する。

だいぶ前に保護者の病気に基づくトラブルから極めて不安定になった学生がいた。
しかし、なんとか耐え忍んで卒業まではこぎつけたのは、奇跡に近い。
このあたりの詳細はプライベート問題なのであまり詳しくできないんだが、奇跡と称するほどかなりシビアな犠牲だった。
卒業後、本人の希望で筆者のアシストの業務になるんだが、問題は当然のように引きずる。
ある時、同級生からの報告で、なにかおかしいことに気づく。
上司が部下の私生活に関与できる範囲は大きくないので、ちと大鉈を振るって処理をした。(一応、全員がハッピーになる算段にした・・・はず)
結果、生活環境がドラスティックに変わり、その時に跳ね出されたのがソフィアだ。
行きがかり上と、筆者が犬猫好きで慣れているというのもあって、猫の行き先が無くなった為に引き取ったのだ。

しかし、かなりすごい環境で幼猫から2歳位すぎまでを過ごした事と、品種的な問題があって、これが筆者の経験を簡単に突き崩した。
このすごい環境というのは、巷に出る保護猫のウヘァという話でもトップクラスだろう。
何しろ、正確な年令も不明、ワクチンなどのケア履歴も不明、とてつもない環境で飼われていたということだけが明白という状態だった。
したがって、2歳半くらいと推定されるが実際の年令は不明のままだ。

痛く同情して軽々しく保護したのはいいものの、筆者の経験を軽く凌駕する程、初日からものすごく変わった猫だった。
傲慢にも、それなりの犬猫経験を元に考えていたら、まるでその範疇にない猫だった。
調べてみると、とんでもない話が山ほど出てくる。
↓↓↓↓↓
アビシニアンの性格が凶暴化する原因と対処法
https://nekochan.jp/cattype/article/562
ソマリが凶暴化する原因と対処法とは⁉【飼い主さん必見】
https://kaimyou.biz/violentization-of-somali/

何が問題だったかと言うと、上記にあるような劇症型の凶暴化だ。
ずっと野良猫だったという保護猫なら理解可能な範囲を超え、急転する攻撃性に手を焼いたのだ。
飼い猫だったとは到底思われないレベルで、抜爪や抜牙、安楽死まで視野にはいる事もあるという異常な話に納得した次第だ。

当然、下記のようなものも色々と調べた。
 ↓↓↓↓↓
Feline_hyperesthesia_syndrome 猫科過敏症候群
https://en.wikipedia.org/wiki/Feline_hyperesthesia_syndrome
 
つまり、なにか表に見えにくい疾患を抱えている可能性も視野に入れて調べた。
上記は1つしか引用していないが、実際はかなりの量の文献を論文ソースからあたっている。
余談なんだが、
これ系の話、海外文献を誰かが適当引用したソースが複製されて国内で増加しているような状態で、複数ソースでも同じ間違いを引きずっていたりするので注意だ。
猫知覚過敏という翻訳そのものが間違っていて論文主旨を反映していないのは、多分、最初に引用した人が自動翻訳でミスをしたのが原因だろう。
一次ソースをチェックする重要性を感じる。
−−余談終わり

ひとつだけ光明だったのは、筆者の息子に猛烈ラブ状態でなついたことだ。
トイレでも風呂でも姿が見えないとニャーニャーと鳴いて居所を探す。
また、確信を持っていることがあった。
凶暴化やトラブルと言っても飼い主側の経験を取りまとめたもので、飼い主の猫経験や対処法とかまでは明らかでない一方で、ブリーダーが実在し人気のある種類ということは、活路がなにかあるはずというものだ。

どの程度かと言うと・・・。
歩いているだけで襲ってくる為、部屋にいても普段から靴下と長ズボン常備となり、抱っこすら不能で、ちゅ〜るでもご飯でも、あげる際にいちいち威嚇され攻撃される。
爪切りどころかブラッシングすら不能、ささいな何かが気に入らないと大暴れする。
抱っこをしていても、急にガバっと飛び退いて攻撃してくるなんて当たり前で、おぉ、抱っこできるようになった!みたいな感動を一瞬で吹き飛ばしてくれた。
さりとて制圧して隔離すると涙目でうなり続け脱糞女王と化す。
そしてとんでもない運動量で部屋中走り回るし、噛みつき・ひっかきなど普通の状態だ。
重ねて言うが、野良ではなく飼い猫だったはずだが、野良猫系が部屋中で大暴れする運動量の数倍は動く。
最初は猫自身が新環境で怖くてシャーシャー過剰反応でも、普通は襲ってくるまではしないはず・・・あくまで普通なら。
ある程度は慣れて飯も食っててなお、何もしてないのに物陰から襲ってきたりするのは、なかなか珍しい。
ちゅ〜るをあげていると食べながら怒るという芸人ネタみたいな状態から興奮し、シャーシャーを超えて噛みつきに至り、なんとか猫ボックスに追い込むと暴れてボックスごと破壊する。
それだけでは当然飽き足らず、肘まで防御可能な牛革の手袋を用意しても、それを突き抜けるほど噛んでくるのだ。
なにか不都合だと背中をムキムキさせて脱糞するので、洗わなければならないものの、それすら命がけだ。
このムキムキも毛がピクピクじゃなく、筋肉ムキムキでぶりぶりなのだ。
ただし、この秘密は後日、明らかになった。

それ故、噛みつき防止のマスクを用意し、慣れてきた所でスキを見てさっと装着し、四足に足袋を装着、引っかかれないようにしてハーネスを装着、みたいなことで一段落した。
ハーネスがあると、噛みつき防止マスクや足袋を外してもなんとか制御可能だからだ。
暴れ始めたら見せ球に食いついているスキにハーネスを持って持ち上げて風呂場に隔離、みたいな対処だ。
しかし最初の内は狂乱の攻撃性で、落ち着いていると見せかけて酷い暴れっぷり、安楽死させられる個体という話が頭をよぎり、イカンイカンと打ち消すというような状態だった。

ある程度、問題行動が減ってきた段階で筆者が次に考えたのは、相方猫だ。
ずっと一匹で隔離されたまま育っているため、問題が錯綜して解りにくく、まず緩和する目的だ。
そもそも、猫種類個別のベース性質、個体としての猫自身の経験に基づく性質、性格等に起因する問題などがいくつか合わさって問題行動になっている。
仲間がいた場合は寂しくないし交流もするから、行動が変わるだろうという見込みで相方探しをした。
しかし、保護猫の高すぎる壁に阻まれてなかなか決まらないので、ブリーダーさんから来たのが2号のクレアだ。

ところがここから問題が更に炸裂する。
ソフィアは新入りのクレアが気に入らず、凄まじい勢いで攻撃して駆逐する。
結局、筆者のデスクにクレアを隔離して保護した。
それでも日夜、デスク横のソフトケージを襲い、唸ってシャーシャーを繰り返す。
それぞれを抱っこして面合わせにしても、すごい顔でシャーシャーだ。
しかも毎晩、息子の布団の端に陣取ってクレアが来ないように見張る。
ソフィア的には自分の愛する男を新入りの泥棒猫に取られまいと必死、といった様相だった。

最終的に新入りのクレアが筆者にベタベタになることで棲み分けが終了、ある日急に仲良くなった。
それでもクレアがしつこいので、ソフィアがたまにクレアをぶん殴るという状態だ。
こうして程々の距離感が生まれ、今では仲良くやっている。

この過程で寝るポジション等の取り合いみたいのがあるかと思いきや、短毛種と長毛種では暑さの感度がだいぶ違うため、あまり問題にならないようだ。

そして、新入りのチビ猫のルシアがきた時が、かなり興味深かった。
少しばかりシャーシャーは言ったものの、程なくしてそれも無くなり、クレアのときとはエライ違いだ。
チビは息子の布団で寝るのが日常だが、それも排除したりはしない。
チビと遊ぶのは主に2号のクレアで、あまり参加はしない。
まるで、年の離れたお姉さんが小さい二人を見守るような状態だ。
最初の時とまるで異なる対応なのだ。

これはおそらく、2号のクレアがきた段階でかなり学んだということと、ルシアが小さい為に遠慮しているのとがあるだろう。

ただ、それが遠慮だけではないというのが解るのが、給餌の時のソフィアの態度だ。
余っていると全部をハイエナのように食ってしまうんだが、そうじゃない時がある。
チビのルシアがやたらと食欲満点で、与えたものを一気に食べてしまったときだ。
横目で見つつ、自分のを残してルシアに与えるのだ。
ルシアはソフィア用の高い餌台に登って必死で食べる。
ただし、その後に残ったものは全てソフィアが平らげるのは同じだ。
そうして餌が足りないと、筆者のところに来て追加要求するのが、ここ最近のソフィアだ。

また、先日も書いたんだが、クレアが些細なことで発狂して筆者の手を蹴り足で刻んでいる時、いじめられたと判断したソフィアは筆者を必死で襲う。
仲間のガード意識というものが働いているのだ。
同じことはチビ猫ルシアのケアをしていると、クレアが起こす。
ルシアがギャーギャー言うとクレアがすっ飛んできて顔をなめたりとケアをするんだが、筆者を攻撃することはない。
この時にソフィアがすっ飛んでは来ないのも興味深い。
こういった微妙な関係で、我々には解り得ない猫間バランスを持っている。

興味深いのは、トイレはいくつもあるのに同じものをクレアと半々で使い分けることだ。
奥がクレア、手前がソフィアみたいな感じで勝手に分けている。
新しいトイレは2度ほど使った後、おもちゃ兼猫ボックスみたいな扱いにし、同じものを使うのだ。
掃除が楽でいいんだが、さらに別のを用意してもなお、その状態なのが謎。

相変わらず抱っこは嫌いで短い時間しか我慢できないソフィアだが、攻撃性という点ではものすごく低減した。
これも2号のクレア、3号のルシアと迎える度に、顕著に変化してきたものだ。
今では怒りながら飯を食うという竹中直人氏の芸みたいなことはないし、いちいちシャーシャー言う事も激減した。
相変わらず息子のストーカーをしてトイレまで一緒に行きたがる事だけは同じだ。
忠猫として、かなり変わった強い愛情アピールは猫より犬に近いものだ。
先程は嫌がるソフィアに息子と一緒にブラッシングと爪切りを済ませたところだ。

ソフィアのウンコブリブリの秘密とは、怒られる>脱糞する>脱糞の処理に手間取る為、脱出可能ということで憶えてしまった行動のようだ。
また、異常な攻撃性はまだ打ち解けてない相手と馴れ合いをしたくないという姿勢だったようだ。
自分より下と判断すると激しく攻撃可能と思うようで、厳しい対応をするようになってからだいぶおさまった。
他、他猫が上手に甘えるのを見て、来た当初よりずっと大人になったわけだ。

2歳を過ぎて我が家に来て、猫生として驚天動地の出来事を経験したソフィア。
他の猫の振る舞いなどから学んだり、他猫との関わりでさまざまな社会性を身に着けていく。
ある程度年をいっても、ゆっくりだがそれなりに憶えていくものらしい。

それはソフィアの個性や対応力かもしれないし、他猫との共生かもしれない。
ストーカー気質をキープしつつ、一歩一歩、家庭に溶け込んでいくのは彼女自身の努力のたまものだろう。
お姉さんとしての自覚も、強く働いているのかもしれない。
何しろ、息子にベタベタに甘えるのは、他猫が見てない隔離された状態のときだけだ。
抱っこは嫌いなのに息子の足がしびれても何時間も膝にいてご満悦だ。
ソフィア的に息子ラブというのも、問題解決を早めた大きな理由と言える。

最初の頃の威嚇状態。
泣きながら叫んでいるような顔だ。



下も来た直後のケージの中。
半べそだ。



下はそれからちょっとしてからの泣きべそ顔。
何かというと涙をポロポロしてしまっていた。


おそらく何かを我慢していて、顔の筋肉がこわばって涙がぽろり、のようだ。

それが今では優雅に外を見る。



仲良く座る図。



顔だけ見ても、最初の頃から8ヶ月程度なのに、ものすごく大人な顔になった。
最初の頃は子猫のようだが、それでも2歳くらいだった(はず)なのだ。
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