lemonbalm

愛媛県 60代 男性 ブロック ミュート

うちのネコ「モモ」は、最近目が見えなくなりました。昔はゴキブリ取りが得意でした。 モモの日記を、子猫の時から順を追って作成しています。 私は生物化学の研究者です。猫の生態学も研究しています...

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TNRで死にかけた猫、その後 (野良猫日記11)
2022年4月16日(土) 867 / 4



真冬にTNRされて死にかけていた2歳の野良猫。  あれから2ヶ月たちました。


一時はどうなることかと思いましたが、療養の甲斐あって病状も落ち着きました。
食欲も出て、体力がつきました。
体重が1.85kgから2.55kgに増えました。
体調の良いときは、ぴょんぴょん飛び跳ね、走り回ります。
以前とはまるで別猫のようです。

しかし、多くの病気と障害を抱えています。
口の中は歯肉炎でいっぱい。喉と鼻の奥の炎症もひどいです。
くしゃみや咳をすると、血の混ざった鼻水と痰が出ます。
時々苦しそうにゼーゼー言ってます。
子猫の時にカリシウイルス感染症に罹り、成長が止まって骨格は子猫とあまり変わりません。
前歯が6本無くなっています。犬歯が歪んで唇に当たります。
喉が潰れてニャーと鳴けません。
鼻涙管狭窄で、いつも涙を出しています。
猫エイズに感染(FIV抗体陽性)しています。

野良猫の暮らしがどれほど厳しいものか、よく分かります。
うちのモモは、予防接種を一切しませんでしたが、感染症にかかったことは一度もありませんでした。
外の暮らしに比べると、家の中は天国です。

モモは、私の最愛のひとり娘でした。
昨年11月にモモが死んだ時、私も死んでしまうほど辛くて、頭がおかしくなりました。
もう猫を飼うのはやめよう、猫と会うのは外だけにしようと決めました。
この猫を発見した時、本当に困ったことになったと思いました。
放っては置けません。
家につれて帰りました。

2ヶ月が経ち、この猫は私の二番目の娘になりました。
名前をつけました。ヨーロッパの女性の名前を取りました。
「Nora」です。

長生きしてほしい。もう我が子が死ぬのは耐えられません。
今の病状は、エイズとは別原因だと思います。多分、カリシウイルス感染症の後遺症。
このまま良い環境で過ごし、免疫力が高まれば、エイズ発症はくい止められると思います。
エイズウイルスが完全に体内から消えたという事例もあるようです。
0歳の冬を、カリシウイルス感染症を抱えながら生き抜いた、Noraの生命力を信じたい。


最近、県内の別の地区のボランティアの人から教えてもらいました。
去年の秋にその地区でも、心無いTNR活動家によって猫が被害を受けたそうです。
一匹の猫が、彼らに追い回され、道路に飛び出して車に轢かれて死にました。
捕獲された猫は、彼らの提携病院らしき所で、生後半年に満たない子猫も含め全員手術されました。
雑で乱暴な手術だった様です。
彼らは、この看板を残して去って行きました。



保護活動を騙って猫の虐待をする人たちを、許せません。

この地区は、その後、パルボウイルスが大流行し多くの猫が死にました。
一部の猫は、ボランティアの人たちが連れ帰り世話をしています。
私が訪れた時、一匹の猫も見つかりませんでした。


昔、Noraの餌やりをしてくれていた人から、話を聞くことが出来ました。
去年、Noraのいた海辺の倉庫跡に、生後間もない2匹の子猫が捨てられました。
Noraは母親代わりになって、子猫の世話をしたそうです。
Noraは発情も妊娠もしたことがなく、当然母乳も出ませんが、子猫たちはNoraのおっぱいを吸っていたそうです。
とても心の優しい猫です。

最近よく思うのです。
自分勝手な人間よりも、猫のほうがずっと上等な生き物ではないかと…。


初めてNoraを見たときは「ひどい顔」と思いましたが、よく見ると凛々しくて…所々可愛いです。

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