普通のたけのこよりえぐみがないから、下処理もラクでおいしいんですって。
わざわざ『京』が付くには、他のたけのことは一線を画す理由があるのね。
そんなに違うものかとお友達に尋ねてみたら、
そのお友達からたけのこいただいちゃいました。
ますで催促したようで、ホントごめんね。
でもやっぱりありがとう。
その京たけのこを使って、今夜の我が家はたけのこ尽くしでございます。

メインはたけのこのステーキ(ガーリックマーガリン醤油ソテー&ソース)、定番たけのこご飯、たけのこのからし和えです。
あ、味噌汁は違います。
ついでに昨日は焼きたけのこをいただきました。
もうね、全然違います。
えぐみもそうですが、とにかく甘い!
焼いた時に感じたのは、とうもろこしのような甘い香り、そして甘さそのもの。
ワタシの生まれたところもたけのこの産地で(何でも都市部に出荷されるらしい)、昔はよくこの時期になるとご近所からのいただきもので毎日たけのこでした。
だからたけのこは食べ慣れてるはずなのに、甘みの差を感じる京たけのこ。
うーん、侮りがたし。
たけのこ尽くしを堪能してる横では…

えーと、食べにくいんですけど🥵
こちらをじーっと見つめて動かないんですが、お箸の動きに合わせて微妙に頭だけは動くんです。
ハンシローズ、晩ゴハンの時はいつもこうです。
あら、2匹だけ?と思ったアナタ。
そうなんです、2匹だけなんですよ。
あとの3匹はどうなってるかと言うと…

はい、これも毎晩の風景です。
愛すべきこの3バカちゃん、こうでもしておかないと、人間の食べ物を容赦なく食べ、近いうちに病気になるでしょう。
そのためにこれは必要な措置なんです。
今回京たけのこを使って作ったメニューの中には、ワタシにとって25年ぶりくらいの久々の味がありました。
それは、たけのこのからし和え。
たけのこをいただくと祖母がしょっちゅう作ってたものです。
ワタシの祖母は料理が苦手な人でしたが、酢飯とこのたけのこのからし和えだけは身内の誰よりも上手に作ると言う不思議な人でした。
その絶対的レシピ、祖母はなぜか4姉妹の末っ子にだけ伝授しました。
だから昔は祖母が作らない時は、叔母からお裾分けしてもらい、たけのこのからし和えには困らない我が家でした。
ところが祖母がなくなり、その翌年に叔母もなくなり、突然祖母のからし和えレシピは途絶えてしまいます。
二人が同じ時期に闘病してたので、誰もレシピのことなんて思い出さなかったのでしょうね。
立て続けに二人が亡くなり、春になってたけのこをいただくようになると、誰もあの味を再現できない。
当たり前ですよね、からし以外何をどれだけ使ってるかもわからないのだから。
肝心のからしでさえ、どれだけ入れるのか、粉なのか練りなのか、なーんにもわからない。
そのうちにたけのこのからし和えは作って食べるものから、祖母や叔母の思い出の味へと変わっていきました。
そんなからし和えを今夜、ワタシがネットの力と味の記憶を頼りに再現してみました。
再現できてるか、それはきっと母や伯母たちにしかわかりません。
でもワタシ的には、今までチャレンジした中では、一番『それらしい』と感じました。
まぁ記憶が改竄されてるかもしれませんけどね🥵
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