このあと少しずつお返事書きます~

ちゃあくんとのお別れに向かう時。
ちゃあくんをみていただいた二軒の病院のすぐそばを通りました(偶然です)。
「ちゃあくん、手術した方がよかったと思う?」と聞くと
「…手術したとしても、死んじゃうのは同じだもんね」(手術で、ではなくいつかは、という意味です)
「検査したり、抗がん剤やったりした方がよかったと思う?」
「…たぶん。毎回ベッドの下とか隠れて嫌がって。オレたちのこと大嫌いになって触らせてくれなくなっちゃったと思う」

そっか。そうだよね…
「ちゃあくん、最期まで立派だったよね。トイレも最後まで自分で行って。
もしさぁ。ママがもう治らない病気になったらさ。
無理に手術したり、たくさん機械とか点滴とかして延命措置したりしないでほしいな。
ママが、ママでいられなくなっちゃうなら、もう生きているのとは違う気がして」
「うん、わかった」
どのくらい『わかった』のかはわかりませんが…
ちゃあくんの食欲が落ちて。
目が合うたびに、「ごはん?」とお皿を持って近づくと顔を背けることが増えて。
強制給餌をした方がいいかな、と思った時がありました。
ある日、私の舌の奥の方に口内炎みたいなポツポツが3つくらいできて、違和感があって。ものを食べるのも嫌な感じがしました。
ほんのちょっと。たかが、口内炎ポツポツぐらいでもこんなに違和感があるのに。
ちゃあくんはどれだけ飲み込むことがキツイんだろうか、と感じ。
無理に食べさせるのはやめました。
水は自分でも飲んでいたり、
お風呂の水滴をなめたりしていたせいか(本当はよくないけど)そこまで脱水はしていませんでしたが。
せめて点滴ぐらい連れていこうと思いました。
でも、ヨタヨタしながらでも自分でトイレへ向かい、後ろ足がベチャベチャになりながらでもしっかりペットシーツの上で用を足して。
トイレから出て倒れこんでいる姿を見て、汚れた細くなった後ろ足を拭きながら、負担を増やすだけなのではないか?と思って 点滴に連れていくのをやめました。
二軒の病院の先生はとても親切でやさしくて。正直に診察してくださり。
家族(私)の気持ちを尊重してくださったと、感謝しています。
最後の決断は、私に責任があります。
その他の行動についても、ちゃあくんの体調と、自分たちや子どもの将来のことをふまえて、今なら大丈夫、今はどうした方がいいと悩み考えた上で決めていたことです。
皆様の中には
もしかしたら批判的なお考えをお持ちの方やかわいそうだとお思いになった方もいらしたかもしれないけれど。
それを誰一人として言わずにいてくださってありがとうございました。
最後の方はもう、ポキッて折れてしまいそうな そんな毎日でした。

車のFMから、ブルーハーツの『TRAIN TRAIN』が流れていました。
♪世界中に定められた
どんな記念日なんかより
あなたが生きている今日は
どんなすばらしいだろう
世界中に建てられてる
どんな記念碑なんかより
あなたが生きている今日は
どんなに意味があるだろう
助手席のちぃ兄が。
「明日、ママの誕生日なのに。
ちゃあくん、それまではきっと頑張って生きていてくれると思ってたのにな…」
…うん。たぶんそう思って頑張ってくれてたんだと思うよ。
翌日。
ちゃあくんのことを知らせていない友人たちからHappy Birthdayのメッセージが届きました。
『来年までの一年がおむすびちゃんの一年でありますように』
…もしかして、ちゃあくん。
最後の最後に悲しい思いを終わらせて片付けて、
次の一年のスタートをきれるようにって。
まさかそういうことだったの?
ちゃあくんが頑張ったのに。
私たちは休んだりするわけにはいかないから。
『TRAIN TRAIN』を頭のなかで歌い叫びながら自転車をこいで出勤しました。
♪TRAIN TRAIN走っていく
TRAIN TRAINどこまでも
…自転車だけどなーなんて
ちょっと自分つっこみしたりして。
仕事は、なんとか頑張ったけど。
きっとボーッとしたり、周りを見えてなかったりもしたかもしれないけど。みんな何も言わないでくれて。
昼休みに、急に全然予定とは合わない時期に生理が来てしまって。
あぁ、身体にもキてるな…って。
(私はすごくショックなことがあるとわりとそういうことがおきます)
帰り道。
ちゃあくんのことを相談したりもしていた同僚と別れ際に
「もう急いで帰らなくてもいいんだっ」て笑顔で言ったら。
私の中のなにかがポーンと弾けとんだ、というか。
せき止めていたなにかが外れたというか。
帰宅後、こむすびたちがいるとかいないとか関係なく。
わぁわぁ泣いて泣いて泣いて…
泣きながらご飯作って、
また泣いて。
猫友さんから宅配便が届いて。
「ほら、ママ!お誕生日プレゼントじゃない?」とこむすびたちが開けてくれて
「お花だよ!きれいだね!『や·す·ら·か·に…』って書いてあるよ」(ち)
「…ばか、これママの誕生日プレゼントじゃなくて、ちゃあくんのだよ💦」(お)
うわーん、ちゃあくん…
右を見ても左を見ても、
足下を見てもちゃあくんの姿を探してしまう。
頭ではわかっているのに。
心や脳細胞、視神経のひとつひとつ一本一本まではまだ伝わっていないのか?
泣きすぎて頭痛い。
お腹痛い…こんなときいつもならちゃあくんが黙って側にいて、お腹を温めてくれたのに。
居ない。
居ない。
ちゃあくんが居ない。
居なくなっちゃったんだ…

てんてんが。
ボクが居るよ?とやってきて。
ちゃあくんがしてくれてたみたいにお腹の上に乗る。
…ありがと、てんてん。
でもさ。ちゃあくんは爆音グルグルだったんだ。
ちゃあくんがアメ車ならてんてんはカブだね。
あんたはまだまだかわいいよ。
夜。
わかっているのに。
ちゃあくんの足音がやってくる気がして。
でもやっぱりどれだけ待っても来なくて。
…そうか。
ちゃあくんはやっぱり、こうなることをわかっていて。
少し前から一緒に寝てくれなくなってたのか。
練習、してくれてたのかな。
と。
ちゃあくんサイズのぬいぐるみを抱きしめたら少し落ち着いて、気付いたら眠りについていました。
翌日も。
朝から何もしたくない。
猫友さんから、虹の橋からのメッセージが届きました。
三人で読んで。
ちゃあくんのそばに写真と一緒に飾って。
…泣いて。
こむすびたちは雨が降ってなかったので外に遊びに行きました。
出掛けてすぐに雷が鳴りはじめて。
時々雨が降ったり止んだり。
それでも夕方まで帰ってこなくて。
晩御飯は、こむすびたちが自分たちでごはんを炊いて食べたみたい。
はぁ。
何にもしたくない。
「ママ、また外大雨だよ。洗濯物、濡れちゃうよ」
うん…やっとく。
Googleフォトの、昔の写真をずーっと見ていました。

翌朝の今日。
梅雨の晴れ間、なのかな。
太陽が顔をのぞかせている。
「オレたち、公園行ってくるね」
昨日の洗濯物、洗い直そうかな。
掃除も、しないとな。
「お昼には帰っておいで。とりあえず何か作るから」
買い物も行かないとな。
晩御飯ごはん、ちゃんと作ってあげなきゃ。
ああ、また雷がゴロゴロ言ってる。
また雨が降るのかな。
降ってもまたあがるよね。
あがったら、虹がでるかもしれないね。
泣いてばかりいても。ダメだよね。
誕生日メッセージに「ありがとう。ちゃあくん逝っちゃった。おめでとうって言われてもおめでたいと思えない」とだけ返信した、ちゃあくんの若い頃を知っている友人から
『ちゃあ君も色んな思いはあったはずだけど、自分の限界が見えて来たから、これからの事をてんてんに託して生涯を終えたんじゃないかな。
みんなが居ない時間に『ママはこう。』『おぉ兄はこう。』『ちぃ兄はこう。』って色々伝えて、これからの家族を頼んだ気がする。
それぐらい気が利く子だと思うし。
今はまだまだ泣いても落ち込んでも良いと思う。でも、ママが泣き切ったなら、そこからはみんなで幸せに元気に無事生きていく事がちゃあ君の為でも願いでも有ると思うよ。』
って言われて。
言われた時は、わかったようなこと言わないでよぉ(泣)
あんたに何がわかるのよぉ(泣)って。
正直腹もたったけど。
…悔しいけど その通りだと思うから。
『TRAIN TRAIN』
ちゃあくんからのメッセージだったのかな。
辛くなったら。
思い出して頑張ろうと思う。
ネコジルシの皆様、
いつもありがとうございます。
おむすび家、もう少ししたら復活して。
また元気に走り出したいと思っています。
また応援してくださいね。
楽しいこと、笑っちゃうこと。
また書いていけるようにしたいと思ってます。
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