材料 ・鳥モモ肉皮付きミンチ 140g
・豚肉ミンチ 40g
・鶏レバー 33g
・ゆで卵 54g
・ひじき 39g
・プレーンヨーグルト 16.4g
・アーモンド 15.3g
・卵の殻 1.0g
・DHC「マルチミネラル」 1.0g
今回は、作り方です。
(1)鶏モモミンチ、豚肉ミンチ、ひじきを計量してフライパンに入れ、かき混ぜながら炒める。

(2) DHC「マルチミネラル」、卵の殻、アーモンドをすり潰してよく混ぜる。

卵の殻は、使用するゆで卵のカラを使います。
内側の膜を取り除き、乾燥した後に、乳鉢などですり潰し粉末にします。
(3)レバーとゆで卵をほぐして小さくして混ぜます。
それを上記(1)の上に乗せます。
そして上記(2)の粉末を乗せ、プレーンヨーグルトを乗せ、良くかき混ぜると完成です。

さっそく食べます。
最初に死んだモモにお供えしました。
生きてる時は、カリカリとかつお節だけしかやりませんでした。
一度ぐらいちゃんとしたものを食べさせてやりたかった。
保護猫たちに食べさせました。

いつもは、おやつの時間に缶詰を与えるのですが、今日は「猫のごはん」を与えます。
左上、もうすぐ1歳になる2匹、良く食べます。
左下の2匹、親子ではありません。左は最近保護した子猫。右は去年親子で捨てられた母猫です。
子猫たちの世話をしてもらってます。
右上の黒猫。こいつも保護した子猫です。
すごく気に入って、ひとりで全部食べてしまいました。
右下の猫、名前は「ボラさん」、こいつだけは食べません。
こいつはおやつが大好きで、いつも大喜びで「ウマ、ウマ」と言いながら食べるのに…。
そっぽ向いてます。
憎たらしい。
そして、問題のNoraです。
Noraは去年の10月に体を壊し、体重がずっと2~2.2kgの範囲でした。
生肉を食べさせるようになって、2.6kgに増えました。
そろそろ肉以外のものも食べさせなければいけません。
今回の加熱調理したごはん食べてくれるか?
Noraは食が細く、いつもご機嫌を取りながら、箸で一口ずつお皿に入れます。
「猫のごはん」と生肉(鶏ミンチ)を交代交代に入れることにしました。

食べました。
やはり生肉のほうが好きですが、「猫のごはん」もちゃんと食べます。
あー良かった。
私も、Noraと一緒に「猫のごはん」食べました。
私は雑食動物なので、お米のごはんと味噌汁と野菜を一緒に食べます。
美味しいです。
アーモンドが香ばしくて味を引き立てています。
心配したレバーの臭みもあまりありません。
猫と人が同じものを食べるのって、良いものです。
「猫のごはん」は、冷凍保存出来ます。
多めに作ってその都度解凍すれば、手間が省けます。
全体的に猫たちには好評でしたが、食べない猫が2匹いました。
ボラさんともう一匹「とら吉」です。
とら吉は、頑固一徹な性格で、カリカリ以外のものは決して食べません。
おやつの缶詰も、チュールも食べません。
猫も人と一緒で、性格や好みは様々です。
今回、第一号にしては、上出来だったと思います。
高級フードの中で最も信頼性の高いアニモンダと同等の栄養価があります。
値段はアニモンダの5分の1。
そして味は…。
アニモンダの缶詰、誰も食べたくないでしょう?
「猫のごはん」は、人が食べても美味しいです。
今後は、更にコストを下げたいと思います。
ひじきは、食物繊維が多いのとヨウ素の含有率が高いので選びましたが、値段が高い。
スーパーで売ってる値段はトリ肉、豚肉と変わりませんが、95%が水なのです。
乾燥重量で計算すると、何と肉の6倍になります。
次回から、もっと安いものにします。
「猫のごはん」は、上級猫さんよりも、一般庶猫に食べてもらいたいので…。
日本は、繊維とミネラルが豊富な食材が豊富にあります。
米ぬか、海藻、たけのこ、豆腐…魅力的な食材がふんだんにあります。
アニモンダさん、うらやましがるだろうなー。
猫のごはんは、これ一品ではありません。
様々な食材を使って、何十種類と作ることが出来ます。
人のご飯のメニューと一緒です。
ザクッと言えば、人の食事から過剰な塩分とお米のごはんを抜いたもの。
「食品栄養成分データベース」(https://food-composition.info/)と、AAFCO(全米飼料検査協会)の猫の栄養基準(前回の日記に記載しています)を参照しながら作ると良いです。
ネットで調べると、猫が食べても大丈夫なものはすぐわかります。
「生肉はダメ」と騒いでいる人がいますが、それを除けば大体正しい情報が得られます。
猫は、大抵のものは食べられますよ。
日本のペットフードの状況は異常なのです。
獣医さんがフード会社の宣伝マンのようになっている。
高級フードの中には、国産の安いフードと中身はほとんど一緒なのに、5~10倍の値段のものがある。
発がん性のBHAを使ってるものまである。
高級フードをしきりに勧める保護団体がある。
里親募集に、「高級フードを与えること」と「生活保護者お断り」をセットで条件にしている所がある。
人は自分が食べるものは、自分が考えて選ぶでしょう?
病院のお医者さんが、毎日「ほか弁」食べなさいなんて言いませんよね。
私は「のり弁当」が好きですが、毎日食べたくはありません。
のり弁当にプロテイン、ビタミン剤、ミネラルをふりかけて総合栄養食だなんて言われても、誰も信じないでしょう?
昭和の「ねこまんま」は栄養に問題があったけど、方向性は今より健全でした。
私は自分の作ったレシピをお勧めしたかっただけではありません。
誰でも、健康で美味しい猫のごはんが安く作れるということが言いたかったのです。



















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