前夜は好きなウェットのご飯を食べず、翌朝見に行くと、冷たいフローリングの床に寝ていました。
置いておいたカリカリにも水にも口を付けていませんでした。
吐いたフードと胃液が4箇所。
枯れるように逝くのがおそらく一番楽なのだとは思いましたが、あまりにも急な容態の変化で、自分だけで決断できずにペットクリニックに連れて行き、
先生も迷っておられましたが結局は補液していただきました。
家に帰っても床に寝転がって、床が温もったら少し場所を移動していて、回復する様子はありませんでした。
午前中は声をかけると返事はしていたのに、午後には呼吸が荒くなり失禁して、次第に意識が混濁していきました。
最後は嘔吐を繰り返して、透明な粘つく水を口から吐こうとして苦しそうでした。
口元を拭いて、頭の下のシートを取り替えている最中に、呼吸が止まりました。
身体が冷えて血圧が下がって腎臓が働かなくなって、余分な水を口から吐こうとしていたのかなと思います。
補液しなければもっと楽に逝けたのかもしれません。
苦しめたくなくて、穏やかに逝かせたくて保護したのですが、
死はそんな簡単なものでは無く、命が尽きる時は何かしら苦しいものなのだと、
きっと私自身の最期の時も苦しむのだろうと思います。
5月20日(火)
火葬していただき、小さな骨壷に入って家に帰ってきました。

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