いつも畑仕事を手伝ってくれる「きんぎょ」(猫の名前)と一緒に出かけました(先月、11月19日のことです)。
きんぎょは6月に病気になりましたが、今はすっかり元気です。
畑に着くと、きんぎょは梅の木に登りはじめました。
きんぎょの事は放っといて、セイタカアワダチソウを探しに行きました。
ありました。ぽつんと一つ。

一面に咲く黄色い花を期待していたのですが…。
あまり育たなかった原因は、南米原産のオオアレチノギクが大繁殖したためです。
北米原産のセイタカアワダチソウより数ヶ月早く育ちます。
セイタカアワダチソウの周囲に枯れて倒れているのがオオアレチノギクです。
きんぎょが、梅の木から降りて走ってやってきました。

セイタカアワダチソウとオオアレチノギクは、どちらもキク科でよく似ています。
キク科植物は、マリーゴールドや除虫菊のように虫が嫌います。
畑の害虫よけに利用しようと考えています。
来年はセイタカアワダチソウをもっと増やしたい。

セイタカアワダチソウの花はとてもきれいです。
原産地の北米では、ちょうど日本の菊の花のように、秋を代表する美しい花です。
米国のいくつかの州では、州の花になっているそうです。
セイタカアワダチソウは、ハーブティ、入浴剤、料理にも利用できます。
新陳代謝の向上、疲労回復の効果があるようです。

セイタカアワダチソウは、かつて日本の在来種を駆逐するほど大繁殖しましたが、今では共生しています。
しかし、セイタカアワダチソウを嫌う人が未だにいます。
猫はこれまでネズミ退治をして人にずいぶん役に立ってきました。
しかし近年野良猫は害獣扱いされ、激減してしまいました。
そして今、ネズミが大発生しています。
セイタカアワダチソウも野良猫も、私達に役立ってくれる大切な生き物です。
偏見を捨て素直な目で見たいものです。




















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