鞠緒さん

鞠緒

兵庫県 30代 女性 ブロック ミュート

猫飼い歴=年齢。 一度はその栄光の歴史が途絶えてしまうも、僅か4日で復興。 現在は1号(♂)と2号(♀)と3号(♂)と4号(♂)の4匹が在籍中。

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105日目「サークルの下には宝の山。」
2026年3月28日(土) 78 / 0

「んーにゃにゃおん!」

3号が何かを訴えるように鳴き出した。
復興組は推定年齢の順に声が高くなるので、判別は簡単なのだ。

「3号、どうしたの?」

声を掛けると、ピョンピョンと駆けてきた。
ゴロゴロと喉を鳴らしながら手にじゃれ付いてくるが、しきりに何かを気にするように先ほどまで座り込んでいた場所を振り返っている。

「またオモチャを失くしたのかい?」

「んーにゃにゃ!」

返事をしているのか、言い訳をしているのかは分からないが、何を要求しているのかは伝わったので3号を抱き上げる。
チョイチョイと前足で髪を引っ張ってくる3号の体重は順調に重くなってきているが、まだまだ4匹の中で一番軽い。

「よっこいしょ。」

3号を抱えたまま、床に座り込む。
足先がほんのりと温かいので、だいぶ長い時間一匹で頑張っていたようだ。

「はいはい、もう少し待っててね。」

ウニョウニョと暴れ出した3号を抱え直し、立て掛けていた孫の手をサークルの下に滑り込ませる。
限界まで奥に入れ、指先に力を入れて床の上で振り回す。

…ガチャン。

「おぉ、メッチャ出た。」

掻き出されたのは3号の大切な遊び道具達。
愛猫達のお下がり(4個)、母が作ったチラシのオモチャ(五つ)、初めての獲物(アームバンド)、猫じゃらし、初代海老天(の残骸)、4号のお気に入りのネズミのぬいぐるみ(3匹)、2代目を失った悲しみを逸らすために与えたデコレーションボール(2個)等など…。

「オモチャだー!」

最後に転がり出てきたのは、2号も気に入っている毛糸玉。
他のオモチャを蹴飛ばしながら、一直線に飛び掛かった。

「見付かって良かったね。」

ワシャワシャとフローリングを滑りながら遊ぶ3号。
残されたオモチャを籠の中に戻しながら、3号に忍び寄る3匹の為に場所を空ける。

「一つずつ出せば、こんなに散らかる事もないのにな…。」

ドタドタと猫らしくない足音を立てながら、1号と2号と4号が参戦した。
オモチャを咥えながら必死に逃げ回る3号の成長に感慨深くなりながら、猫達が居ない間に掃除をする事にした。
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ミー太郎。 2026/03/29

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