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この子の里親になった理由
2012年6月11日(月) 428 / 2

「どうしてこの子を選んだの?」

ちょびをお迎えした日、有難いことに乗り換え駅まで送って頂いた時にも聞かれた言葉です。
きっとこの日記を読んでいる方の中にも保護主になった方や、今まさに里親を探している保護主様もいらっしゃるでしょう。
そんな方々はやはり気になるだろうなあと、私も思います。

ということで、今日はちょっと長いお話を。



我が家で「猫をまた飼おう!」という話が出始めたのは6月に入ってから。
最初に声をかけたのはちょっと離れたところへ出かけていた時に街頭で見かけた、里親募集をされているボランティアの方にでした。
けれどその時は遠方ということで保護主様にお断りされてしまい、残念ながらご縁には繋がりませんでした。

その際、仲介してくださったボランティアの方が「よければどうせ飼うのなら今回のように困っている方や可哀想な猫を探してあげてください」とお言葉を頂いて、それからは色んなホームページを見て回りました。

探してみると色んなところがあるもので、ボランティア団体、保健所、このネコジルシのように直接保護主様とコンタクトを取るところなど、様々で、その数以上に沢山の猫ちゃんが里親を必要としていることも知りました。

そんな中で、ちょびを選んだ理由。
それは、以前飼っていた猫、元祖の「ちょび」に一番そっくりだったからです。

実はこの元祖ちょびは我が家にとっては家族という以上にとても大きな存在でした。
私にとっては、元祖ちょびがいなければ私はいなかったかもしれない、と思うほどに。

というのも、この元祖ちょび、両親にとっては縁結びの猫だったんです。

まだ独身時代の母が一人暮らしのアパートでぐっすり眠っているところで、いきなり耳元で聞こえる「にゃあ」という鳴き声。
母曰く「化け猫が出たかと思って怖くて目を開けられなかった」だそうです(笑)
恐る恐る目を開けると、ちょこんと座り込んだ猫が一匹。
どこから入ったねん!!と思いつつ、母にも仕事があります。外に出してから出勤しました。

が。

帰ってからも玄関前に座り込んでいる朝方の猫。
観念して、これは世話をせねばなるまいと思ったそうです。

しかし、残念ながら当時母が住んでいたアパートはペット禁止。猫を飼えるわけもありません。
仕方なく、せめてもの思いで里親を探していた際に名乗り出たのが、近所に住んでいた、同じく独身時代の父でした。

父がつけた名前は、ちょびっと小さいから「ちょび」
薄いグレーがかった毛並みでアメショーに近い外見をした、青い目の猫でした。父にとても懐いていたそうです。

それからも猫の様子が気になるということで、ちょくちょく話をするようになり、付き合い始め、父方の祖母も交えての三人暮らしを経ての結婚。
そして生まれたのが、兄と私です。
まさに縁結び。この元祖ちょびがいなければ、私はこの世に存在すらしてなかったかもしれません。

それから猫だけでなく犬を飼った時期もありましたが最後は病気で失い、当時私ももう中学生だったし兄も高校生。父は勿論仕事があるし、母もパートに出始めていたので、満足に構ってやれないだろうと、長い間ペットを飼うことはしませんでした。


こうしてペットを飼うのはもう10年以上ぶりです。
ならば何故、今になって猫を飼う気になったのか。

父も60を超えほぼ常に在宅です。
私も兄も働いていますし、母も未だにパートを続けていますが、幸い全員シフト休の仕事なので皆休みがばらばらで、基本的に毎日誰かしらが家にいることになってます。
なので、今なら長時間留守番をさせて寂しい思いをさせることもないだろう…と思ったのが、まずひとつ目の理由。


ふたつ目は、父が猫を飼いたいと言ったから。

実は私の父は、今現在言葉が不自由です。手足も若干不自由なところがあります。
というのも、数年前に多発性脳溢血という病気になり、麻痺が多少残ってしまったからです。
なので父は自由に外に出かけることが出来ません。
意思を示したい時も、会話も、簡単な単語か、それさえ出ない時は頷いたり首を振ったりでしか言葉を伝えられません。
そんな父が、猫を飼いたいと思っている。

普通に考えれば、不自由なところのある父のサポートに専念すべきだと仰る方もいるかもしれません。
ですが、私は父が大好きです。どんなに不自由になっても、病気になっても、大好きです。

大好きな父が、また猫を飼いたいと不自由な言葉で口にした。
普段は「うん」「そうね」「いいよ」「おはよう」「おかえり」ぐらいしか声に出来ない父が、はっきりと喋った。
母、兄、私。家族の気持ちは皆同じでした。
大変かもしれないけど、父が望むように猫を飼おう。それも、父が本当は望んでいるだろう、「ちょび」を探そう、と。

幸い犬猫の飼育経験もあり、家族皆、動物が大好きです。異論はありませんでした。

ちょびの保護主様との話が進み、会いに行くお約束までいった頃には、本当に正式譲渡になるか、それ以前にトライアルに繋がるかもわからないのに、もう家族総出で猫ちゃんのお迎え体制を整えていました。

「パパ、もうすぐおうちに猫ちゃんが来るよ」
「そうね」
「楽しみだね」
「うん」
「ちょびにそっくりの猫ちゃんだよ。ほら、この子だよ(写真を見せる)」
にっこり笑う父。
「名前はどうしようか。やっぱり”ちょび”かな?」
するとまたにっこり笑う父。強く頷きました。
「それしかないね」

お預かりする前に、カビが感染している可能性があることや、体重の都合で血液検査が出来ずエイズや白血病のキャリアがわからないためそれらの病気を持っている可能性があることをお聞きしました。

父は不自由な体で、不自由な言葉です。これからもっと酷くなるのかもしれません。今でも介護は大変です。
でも、病気だから、不自由だから、父を見捨てるようなことは絶対にない。家族を見捨てたりしない。
出来る限り助けてあげたいし、長生きして欲しいし、最後まで面倒をみたい。

ちょびも同じです。

これから体重が増えて時期がくればワクチン接種と血液検査に行きます。
その時に病気がわかったとしても、私たちは絶対にちょびを見捨てない。
勝手な話ですしまだまだトライアル中の身ですが、ちょびは家族の一員です。
何があっても最後まで愛し、助け、喜んでいる顔を沢山見せて貰ってから、看取りたい。

正式譲渡になるかはまだわかりませんが、覚悟の話として、私たち家族はそんな経緯と気持ちと覚悟でちょびの里親になりました。
父は私たち家族を沢山愛してくれて、私たちも父を沢山愛しています。
それと同じくらい、私たちはちょびを沢山愛して、ちょびにもたくさん私たちを好きになって貰いたい。

まだまだ不慣れで、拗ねさせてしまったりしょんぼりさせてしまったりすることもあります。
今もまだ「保険に入れるならどれがいいか」なんて話してたかと思えば、「ドライフード、15グラムってあるけどちゃんと秤ではかったほうがいいと思う?」なんて間抜けな話さえしている新米ママです。

毎日検索をかけては猫の飼い方、子猫で注意することを調べたりする毎日。
飼いなれたベテランママさんたちが見ていたらハラハラするような飼い方をしているかもしれません。
でも、私たちなりに精一杯頑張って世話をして、愛していきたいと思っています。

是非暖かく見守って頂ければ幸いです。
いつか困っておろおろすることがあったら、アドバイスして頂くと大変助かります。

私も頑張るから、ちょびも不慣れなママで不安になるかもしれないけど、ずっと一緒にいたいね。
と、思う毎日でした。
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