但是要会日語

2015年6月3日(水) 485 / 6

このところの暑さで頭が逝っちゃったわけでも、PCが故障したわけでもありません。

昨日、あるWEBを通じて「你好」で始まる連絡をいただいたのですが。
ニーハオは何とか読めるものの、何が書いてあるのかさっぱりわかりません。
周囲に中国語に堪能な方も居ないようだし、困ったときのＧｏｏｇｌｅ先生はヘンテコを通り越してキテレツな日本語に訳してくださいました。

あなたの家庭販売がなんとか、試合して段階がどうとか、種がなんたら。

返事はしたほうがいいのだろうけれど、相手が英語を理解するのか、タガログ語のほうがいいのか、言語がどうのと言う前に、まず書いてある内容がわからないことにはどうにもなりません。

小一時間悩んだ末、中国語のことは中国の人に聞くのが一番との結論に至り、スマホを片手に懇意にしていただいている中華料理店にＧＯしました。

まず奥さんが私のスマホを覗きこみ血相を変えて厨房に向かって中国語で何やら騒ぎ、次に厨房から日本語が堪能なご主人が出てきてジックリ読んだ後、私に言いました。

「あなたはソマリアを売りますか？。」
（いえいえ、私ごときが人様の国土をどうにか出来ません。）
「ゲーム？試合？試合のようなものに勝ったの？。」
（え？？？）
「そのソマリアの種ほしいって言ってるよ。」
（はい？？？）

しばし三人で考えて出た結論。
どうやら相手の方は、どこかでショーの時のおすかる様の写真を見て、しかも♂と勘違いして、自分の猫と交配させたいので売ってくれませんか。と、言っているらしいのです。

私の言葉を聞くまでもなく、日ごろからおすかる様贔屓の奥さんは「ダメ！かわいそう。絶対ダメ！。」と、涙ぐむし、もちろん私は手放すつもりなんかないのですが。

仕方がないので、ご主人にお願いして「家族を売ることは出来ない。用事があるなら日本語でかかってらっしゃい。」をかなり丁寧な中国語に直してもらい、一文字一文字、鬼は外のような気持ちで入力して返事をしました。

するとすぐに、「中国語の」返事が来て、「それはすみませんでした。日本語がわかる友達を探します。」と言うようなことが書いてあったらしいです。

今、中国は景気がよくなってきたので、都市部の富裕層の中には血統種の猫を欲しがる人も多く、キャットショーも結構盛んだそうです。
彼らが好むのは、アジア的な猫ではなく、イランとかイラクみたいな（ご主人は犬飼いなので、猫種を知らずちょっと説明が謎）猫が好まれるとのことで、「あなたの猫は獅子に似ているので中国人好きと思います。」と、益々謎な通訳さんでした（笑）。
晩御飯は出来立ての餃子でした。