強かった母猫がなぜ・・・

2015年8月31日(月) 2015-08-31T10:41:27+09:00 362 / 0

お盆前に母猫軍団を見かけてから約3週間近く釣り場に行っていなかった。

仕事や子守りなど忙しい時期が終わり、やっとで野良猫たちに会える。

昨日、久しぶりに漁港へ行きました。
日曜日ということもあり漁港内には子連れのパパが家族で釣りを楽しんでいます。
どうやら、今日は投げサビキがよく釣れるみたいだ。
自分はいつも足元を探る釣りなので、今回は不利かもしれない。

そんな風に考えていると、いつもの相棒オヤジ猫が登場。
自分のそばに来ては釣れるかどうかのんびり見学。
横になったり腹を見せたり、野良とは思えない仕草を見せてくれるが魚は釣れない。

自分のところは釣れないと思ったのか、周りの釣れている場所にオヤジ猫は移動。
餌を貰えるならだれでもいいのかｗ
しかし、釣れている場所に行っても全く相手にされない。
やがて、自分のところに戻ってきてお昼寝。

夕方になり、子供たちはお帰りの時間だ。
家族連れの釣り人達は次々にお帰りになり周りは誰もいなくなった。
普段なら、あちこちで野良猫の姿を見かけるけど今のところはオヤジ猫だけ。
しかし、漁港の奥から1匹走ってきている野良猫が見えた。

あの柄、色、あれは自分に懐いている子猫(通称モウ）では？？
50m以上離れたところからダッシュで近寄ってくるモウ。
以前よりたくましくなっていて、動きが力強くなっていた。
すぐに足もとに来て尻尾を立ててスリスリ。
オヤジ猫にもスリスリ。

そして、お決まりのバケツチェック。
中に魚が入ってないことを確認。
遊ぶ相手がいないので、クーラーボックスについている紐やお手製のおもちゃでモウと遊ぶ。
以前と比べて瞬発力が格段と上がりおもちゃをかじる顎の力もすごい。
作ったおもちゃも一日耐えることがなく壊れてしまった。

やがて魚が釣れ始めるとオヤジ猫とモウは大興奮！
最終的に20匹ほど釣れたけど、バケツから飛び出した小魚はモウの胃袋の中に。
オヤジ猫は食べることはなく、魚を隠しに行っていた。
しかし、隠した場所ではもう一匹の子猫（二号）がいたらしく、二号が魚を食べていた。
自分で持ち帰る魚がなくなる...ということで魚はクーラーボックスにしまい15匹お持ち帰り。

モウと二号はオヤジ猫より強くなっていて、二号の目つきは母猫を思い出させる。
そういえばメス軍団はどこに行ったんだろうか。
釣り道具をそのままに自分の釣り場から離れて少し離れたところへ行って見ると・・・。

そこにはオヤジ猫と同じ柄のお腹が大きい猫の死骸があった。
ぇ、まさか・・・。
はっきりと母猫とは確認できなかったが、この地域でこの柄なのはオヤジ猫と母猫だけ。
前回見た時に妊娠初期の症状が見えてたので、時期的にお腹が大きくなっていてもおかしくはない。

母猫の死骸は車にひかれたような形跡はなく自然死なのかと思えた。
しかし、顔と頭を見てみると何かで叩かれたような感じに変形している。
まさか、虐待なのか？？？

猫を虐待する場合は子猫や弱い猫を捕まえてすると思うが、母猫はこの漁港内でもトップの強さだ。
そんな猫を虐待するのだろうか？？

自分は猫を虐待する趣味はないので、虐待者がどんな猫を狙っているのかわからない。
夏休みの時期ということもあり変質者が漁港内に入ってきているのかもしれない。

母猫の成仏を祈り手を合わせ最後の挨拶をした。

釣り場に戻ると、3匹はそれぞれの時間を過ごしていたみたいだ。
自分は釣り道具を片づけ猫たちと遊ぶことに。
お手製おもちゃで遊ぶとみんながよく食いつき、へとへとになるまで遊んだみたいだ。
最後はおもちゃには反応するけど前足だけでチョンチョンと、横に寝ながらやっている。
やがて満足そうにみんな夜寝。

野良猫たちが休むのを確認して漁港内を軽く掃除。
捨てられている仕掛けやごみなどを広いごみ袋に入れて持ち帰り。
猫の糞らしきものは紙でつまんでゴミ。

少しでもこの猫たちが長く暮らせるように、自分も何かをやっていこうと思う。
せめて一匹だけでも我が家に迎え入れる環境を作りたい。