ほんとかな?と思いつつ、おすかる様を観察していたのですが、家の中にいる限りはただの家庭内野良にしか見えませんです。
このところ、私が風邪をひいてとんでもないことになっていたわけですが、土日月と、キャットショーとお仕事で死ぬ思いをさせていただきました(笑)。
土曜日はThe Japan Danching Cat Clubによるキャットショーでした。
連日の寝不足で、おすかる様を洗った記憶もほとんどなく(前日にふらふらしながらちゃんと洗いましたけれどね)ふらふらしたまま日本橋へ。
結果はこんな感じ。

飼い主の体調はあまり関係なく「あたちはあたちの道を行くですよ。」と、言わんばかりの成績で全リンクファイナルイン。
今回はお気に入りのお布団があったのでシャーッ!は無いと思ったのですが、どうやらご機嫌斜めの原因は、お布団よりは寧ろ甥っ子のしゅぴしゅぴくんだったようです。
同じ甥っ子でもレッドの天羽くん(同胎のお兄ちゃんの子)が隣のケージに居ても大丈夫なのに、何故かフォーンのしゅぴしゅぴくん(異母姉の子)だけを敵認定。
待機ケージは間に天羽くんを挟んで離してもらったのですが、しゅぴしゅぴくんは去勢したので同じプレミアクラスです。
ショーの番号は猫種のアルファベット順なので、同じソマリが2頭しかいないと審査が隣のケージになってしまうのですが・・・少しでも目が合うとシャーッ!。
あまりに怒るので後半は審査ケージを離してもらうようにお願いして、それでも視界に入ると「前方に敵発見!」状態で、ケージの入り口に突進してシャーッ!。
普段、人間に対してもネコに対しても攻撃的なところがないので、これには周囲の人も、私すらもちょっと驚きでした。
審査から連れ帰るときは、おすかる様から見えないように人間が前をふさいでから、先にしゅぴしゅぴくんを連れ帰ってもらうような状態で、品格も何もあったものじゃないです。
まあ、原因はなんとなーくわかるような気がします。
おすかる様は普段は私と、男の子にしてはおとなしい上の子と3人で暮らしています。
私が毎朝大音量で聴く(と、言うか目覚まし)のへヴィメタ以外は、家の中には大きな音もなく、人間の咳すら嫌がるようなところがあります。
ショーに行っても、ノルやスコ、セルカークレックスのように静かなあまり動かない子は好きなのですが、今までも隣に賑やかな子がいると反対側に避ける傾向はありました。
でも自ら威嚇するほど嫌ったことはないし・・・もう何というか相性が悪い?。
まだ1歳にならないしゅぴしゅぴくんは良く動くだけなら良いのですが、ソマリにしては珍しくすっごく鳴くんです。
多分、鳴き声にイラッとする上に、しゅぴしゅぴくんが私にくっついたりするのが気に喰わず、積もり積もるほどの回数でもないのに敵認定されてしまったのだと思います。
しゅぴしゅぴくんは別に私が好きなわけではなく、子供だから人恋しくて懐いてくるだけと思うのですが・・・。
お子様相手にとても理不尽な5歳8か月です。

「クロちゃんみたいに静かな子が好きですよ。」
人間なら年齢の違いや血の繋がりを諭して我慢するよう言い聞かせることも出来るでしょうが、その辺は猫なのでどうにもならず、ブリーダーさんとも相談の上、次回の大阪へはしゅぴしゅぴくんは行かないことになりました。
ごめんね、しゅぴしゅぴくん。
ごめんね、しゅぴしゅぴくんに会うのを楽しみにしていた関西方面のお友達。
ファイナルになってしゅぴしゅぴくんが居ないと途端にご機嫌が治る大人げない子。

結論から言えば、猫の品格は人間がその猫の持つタイトルや仕草から連想する幻かな(笑)。
世界の華麗なショーキャット77種と思って見れば、おすかる様もそれなりだけれど、今、お皿から顔を上げて「もっと美味しいものないですか?。」って顔をしているおすかる様は、やはりただの家庭内野良でした。
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