時系列でお話するほうがわかりやすいと思うので、今日は「みーちゃんと出会う少し前の日」のお話しです。
7月20日(木)みーちゃんと出会う4日前。
母と私は、自宅から徒歩12分の図書館から歩いて自宅に戻ってきました。
「数日前から野良猫が車の下で寝ている」と母から聞いていたので「いるかな?」と、ちょっと見に行きました。
すると、車の下にいるいるいるっ!!

「可愛い~!」と思った矢先、即効で私の元に来てスリスリしてくれたんです。(母じゃないよ、私にね笑)
猫に引っかかれそうになったことがあって、猫の爪を警戒してたけど、ちょっと勇気を出して背中を撫で撫で・・・・・
なんか大人しいなぁ、全然嫌がらないし怒らない。あれ・・・・大丈夫かも。
「人に慣れてる~可愛い~気持ちいい~」
猫の背中をゆっくり優しく撫でる心地よさと言ったら、何ともいえない幸福感でした。
顔はやや強面で目の上の毛があんまり無い、体も所々毛が抜けて痛々しい、大きい大人の猫といった印象。

「この猫は多分喧嘩して怪我したんだ・・・・可哀想。傷を治すためにも栄養つけな!とりあえずいりこあげよっ」
私は一目散にキッチンめがけてダッシュ!いりこを一掴みして速攻で猫の元へ。
この時、母は私を止めていません。全然引き止めず、むしろ「餌やり賛成」の立場にいました。
お皿で差し出すという発想がわかず、なんと道路に直接いりこを置いてしまった私。今だったら絶対しないけど!!
食べてくれるかな?と見ていると、早速食べ始めたのです。
人間が与える餌を素直に受け入れ食べる野良猫・・・・猫ど素人の私から見ても「元飼い猫」だと思われました。

少しでも栄養を付けて、自然治癒力を高めて傷が治りますように・・・と考えての行動でした。
とりあえず餌は食べたものの、私の心はモヤモヤしていて「この子はどうなるんだろう・・・・」と不安でいっぱいに。
保健所なんかに通報したら殺処分に決まってるし、保健所に通報し捕獲してもらうことは真っ先に除外して。
他に出来る事を・・・・何かしてあげたい・・・・・。こんなに傷だらけでこの先大丈夫なんだろうか???
そして、私は「保健所」に野良猫のことを聞いてみることにしたのです。
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7月20日(木) 「杵築市を管轄する東部保健所」にメールを送信
杵築市在住の者です。
猫同士の喧嘩によって頭の毛がむしられ皮膚が見えた大怪我の猫が家の傍にいます。
首輪してるので家出猫か迷い猫のようです。
怪我が痛々しくあまりに可愛そうなので、いりこを少しとお水、ミルクをあげました。
安心するのか、家の傍で寝ています。
殺処分は望んでいません。ご連絡お待ちしています。
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過去の私が真っ先に取った行動・・・・・
本来なら、迷い猫として届出があるのか保健所に問い合わせるのが先で、
迷い猫でなければ地域の野良猫で確定。
野良猫でも緊急保護が必要な場合と、そうでない場合があるため、どちらの状況か判断が必要です。
痩せ過ぎ、怪我や病気の可能性があれば信頼できる動物病院へ連れて行くべきですし、
体格がよく痩せ型でない、餌を貰えている可能性が高い子なら様子見でいいと、今の私なら判断出来ます。
ですが当時の私は無知であり、経験不足で判断材料が乏しいため、それが出来ませんでした。
「どうすればいいんだろう・・・私に出来ることなんてたかがしれてる、でも出来ることなら何かしてあげたい」
私の心には絶え間なく湧き出る思いでも、家族はそうじゃなかった。
この日、私の突発的な「野良猫への餌やり」が今後、次々と混乱を招く事態になるとは・・・・
当時の私が知る由もありません。
ちなみに、11月8日(水)現在、この子にはコンスタントに餌を給付しております。「寅ちゃん」と私が命名しました。



















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