いやはや寒かったです。

「また、留守番か!ですよ。」
(おすかる様はアグーチ遺伝子を持っているのでTicked Tabbyになります。)
朝、着替えてる途中で窓の外を見たら、まさかの雪!。
それも、結構な勢いで降っているし。
慌てて、厚着に着替え直して出かけたのですが、電車の車窓は、どこの雪国に旅に行くんだ?って感じで、鎌倉についたら薄っすらと積もっている始末。
お昼ご飯を食べて、何故が市場で買い物をして、野菜だの肉を持って会場へ(笑)。
お話の内容は、AからWまでの記号が何を示すのか、それぞれの発現パターンやメカニズムをわかりやすく紐解いた感じで、私的には楽しかったのですが、一般的にはカラー遺伝子まで考えて猫を飼う人は居ないでしょうし、日記に書いても長くなるので割愛します。
ただ今回はゲスト有りで、こちらのほうは猫飼いなら大半の人が気になるであろう、FIPについてでした。
「朝、寝てたら父から電話で、資料まとめて来いと言われまして•••。」と、登場したのは、講師の服部幸正さんのご子息で、東京猫医療センターの服部幸さん。

エイズ、白血病は血液が数滴あればキットでも診断できるけれど、FIPは出来ない。
から、始まり、総合診断では何を見ていくのか。
コロナ抗体値が高いからと、必ずしもFIPを発症するとは限らない。等。
それまで眠そうにしていた人も、一気に目が醒めるようなお話の数々を実例を交えてスライドを使って解説してくださいました。

また、FCov抗体価は検査会社によってバラツキがある事(想像以上でした。)
アメリカでは、FIPで命を落とす子以上に、FIPであろうと診断されて安楽死になる子が多い事。
将来的にFIPに使える可能性のある新薬の治験データなど、興味深い医療情報を聞けたのも収穫でした。
そして、ロイヤルカナンからは、猫の発情のメカニズムや新生児の管理について、こちらも獣医師から参考になるお話があり、数値化されて始めて知る知識などもありました。

授乳期の雌猫が消費するエネルギーは通常の3倍なんだそうですよ。
新生児の8週までの死亡率は15%。
しなくてもいい繁殖をさせようとする人や、素人繁殖狙いで、次々猫を引き取っては相性が悪くて難癖つけてお返しになるような人には、是非、椅子に縛り付けて聞かせたいお話でした。
最後は何故か、webカメラの業者さんでしたが、雪も雨に変わり、交通機関も乱れる事なく、無事、ちょっとだけ寄り道してから(笑)帰途につきました。

上野公園の枝垂れ桜は満開でしたよ。
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