猫の数より、人が数倍。
番号を呼ばれても、審査台に辿り着くまでに人混みをかきわけねばならず。
繊細な猫には少し気の毒な展開でしたが、うちにはホラ、あの方が(笑)。

「みんなー、あたちを見てるですかー。いぇーい!。」
ギャラリー大好きなおすかる様にとっては、この上なくご機嫌な舞台となりました。
猫が出てくる度に、スマホを構える大勢の人。
テンション上がる上がる。

「次どっち?好きなだけ撮るですよ。」
審査が終わると、大勢の生徒さんがメモを片手に待機ケージの前に、「質問していいですか?。」と、やってきます。
「普段、何を食べさせていますか?。」
「お手入れはどうやっているんですか?。」
「体重はどのくらいですか?。」等ゞ。
好きな異性のタイプや、今のお気持ちなどあれば、記者会見さながらに、豆記者さんたちからの質問が飛び交いますが、流石におすかる様が答えるわけにはいかず、答えられて「別に」なんて、塩対応されても困るので、それらには全部私が答えていたわけですが、隣のケージでひっついている白黒コンビも、かなり目立ったようで「何て種類ですか?。」と、言う質問も多かったです。
これに関して私は、「mix、所謂雑種です。」と、答えましたが、おうちでも黒猫を飼っていると言う生徒さんが、良い突破口を開いてくれました。
「血統書のない子でも、こう言うところ(ショー)に出せるんですね。こっちの子(おすかる様)と手入れとか違うんですか?。」と。
・手入れは種類ではなく、毛質で変わる事。
・血統書の有無ではなく、うちではみんな同じ扱い。
・フードもキツン期を除けば、健康な子は同じものを食べさせている。
等、きちんとお伝え出来たかと思います。
そして、普段から心掛けている事は?との質問には、どの子にも毎日声を掛けて触れ合う事と、どんな子でも愛情を持って手をかけてあげれば輝きます。と、答えました。
一番伝えたかった部分を熱心にメモっていてくれた子たちが、将来猫飼いさんになるかはわかりませんが、血統種であるかないかで差別をしたり、いがみ合うようなくだらない大人にはなってほしくないな。と、思いました。
おすかる様にとっては楽しい1日でしたが、まだ慣れていないたーちゃん&もっちーには、ちょっと厳しい環境だったかも?。

「おばちゃん誰でちか?たーちゃん英語わかんないでち。」
環境に適応出来、移動に動じないタイプのもっちーは兎も角、たーちゃんはまだまだ赤ちゃんぽい処もあり、最近イヤイヤを覚えたのでケージにしがみついて出てこなかったり、パタパタしたあげくジャッジの頭を蹴飛ばすなどなど。
折角毛艶を褒めてもらったのに、毛色どころか、行いがブラックたーちゃんになりつつあるので、避妊手術を終えて、もう少し性格が大人になるまで暫くお休みさせようと思います。

「えりまきにはされないでちーっ!」
でも、二人とも頑張りました。
たーちゃんは毛色、毛艶、スタイルを。
もっちーは、しっかりとした筋肉や骨格、従順な性格を評価していただけました。

「おねーたん、カムサハムニダなのぉ。」
もっちーはだいぶ慣れてきたので、ちょっと無理をさせれば•••って気持ちが無かったわけではないですが、いくら身体が大きくなったとは言え、この子たちはまだ仔猫です。
今、無理をさせてせっかくの性格が曲がってしまうより、今期タイトルはスパッと諦めて、場慣れに専念する方向にシフトチェンジ。
おすかる様だって、本格的に参加しはじめたのは4歳後半からです。
ふたりの猫生はまだまだ長いですから、気長につきあって行こうと思います。
あ!猫を飼うのに必要な事は忍耐って教えるの忘れた(笑)。
最近のコメント