五七日（いつなのか）

2021年4月2日(金)

336 / 2

五七日（いつなのか）
びっちゃんがお空に行って
35日目。

ニンゲンだと
閻魔大王の審判を受ける日なんですって。
でも、猫は嘘つかないもんね。
うーん、
岩手にいたころは「幻の猫」だったけど
東京に来たら「お店にゃんこ」になったけどね。
それは、かのうせいってやつかな。

しかし、
「早くあったかくなってくれたらびっちゃんも元気になる！」
って思っていた日から嘘のように毎日が過ぎてゆく。

はじめての月命日のころから
毎日桜を見に自転車で爆走。

朝4時半に起きて・・・。
毎日馬鹿みたいに・・・。
なにかに夢中になりたかったのかも。

やっと桜が散ってくれた・・・・。

ほんとうなら、朝出かけるときも
かえってきたときも
びっちゃんがお迎えしてくれてて。

びっちゃんが調子悪くなるちょっと前
少しずつご飯を食べなくなってきたときに
「びっちゃん、調子悪くなったら、どこにも行けなくなるよ～～」
って言ったことがある。

バカだなぁ。あんなこと言わなきゃよかった。
あんなこと言ったから、
びっちゃん気をつかっちゃったのかなぁ？
ごめんねー。

びっちゃんがいなくなってから
ふーふの会話が減っちゃったよ。
いつもだったらこたつに足を入れようとするおっとに
「びっちゃん、はいってるんだから端っこね！」とか
だらだらごはん食べてるおっとに
「びっちゃん、こたつの上でねんねしたいんだから
早くご飯食べてよ！」とか
・・・・
何かするとお互い「びっちゃん、びっちゃん」と言っていたんだっけ。

びっちゃんにたった2回しか使えなかった点滴パックと
鉱物系の砂の入ったおトイレ
もう少しそのままにしておこう。

びっちゃんが見せてくれたとしか思えない
朝もやの中の桜。

暮れにスマホを変えて、
一番初めの写真はびっちゃんだった。
いつも、私のモデルさん

最後のカットはりんごちゃんと一緒。

お顔が見えているのは
結構前に撮ってた。

おっとのひとのお古を解体して
そのときにちょっといたずらして
モデルさんになってもらった。
やっぱりイケメンだったなー。

調子の悪くなってからの写真はあんまりないのです。
「たましい抜けてしまう」みたいで怖くて撮れなくて。
そもそも調子悪そうなときにあんまりとる気になれなくて。
というか、生きているときの最後のショットになりそうで
こわくて。

でももっと撮っていたらよかったなぁ・・・・。

で、
なくなってしまってからの画像が実はたくさんあるのです。
かなしくなるけど。
まだ日記には書く気になれない重要なこともあったので。

本屋さんで、ブルータスを久々に購入。

表紙はいわごーさん。
キジトラさんもいわごーさんちの猫さんらしい。
キジトラ
いつぞやどなたかの日記で
「大量生産ねこ」みたいなのを拝見したことがあるけど
やっぱ、キジトラかわいいのだ。
お値段、ちょっと高めの790円でしたかしら？
でもなかなか内容は濃いです。まだチラ見だけど。