lemonbalm

愛媛県 60代 男性 ブロック ミュート

うちのネコ「モモ」は、最近目が見えなくなりました。昔はゴキブリ取りが得意でした。 モモの日記を、子猫の時から順を追って作成しています。 私は生物化学の研究者です。猫の生態学も研究しています...

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(モモの闘病日記3) 前庭疾患、MRI (17歳/2021年7月)
2022年1月23日(日) 641 / 2


6月中モモの体調は、水分補給の皮下点滴が功を奏し、改善しました。
瞳孔の動きも良くなりました。再び目が見える、希望が出てきました。


しかし7月にはいると、今度は別の病気に罹ってしまいました。
前庭疾患、別名捻転斜頸です。
首が曲がり、まっすぐ歩けなくなって同じところをグルグル回ります。
モモは目が見えないので、自分ではそれに気づきません。

耳の奥にある三半規管がうまく働かなくなる病気で、末梢の前提神経の異常、または中枢神経(小脳、脳幹など)の異常によって起こります。

私は、こんな病気があるとは知らなかったので、慌てました。
その日は土曜日で、大学病院は休みです。
気持ちを落ち着けて、インターネットで調べることにしました。
結果的に、これが正解でした。
今は大変便利な時代になって、ネットで簡単な解説から専門的な文献まで調べることが出来ます。

モモの病状は、前庭疾患の中の「特発性前庭疾患」によく似ていました。
ネコや犬は時々、突発的にこの病気にかかるようです。
この病気は、末梢の前庭神経の異常のようで、脳のMRIをとっても見つけられません。
「特発性」とは、原因不明という意味です。
通常は放っておいても一週間以内に病状が改善し、数週間で完治する様です。
私は、一安心し、様子を見ることにしました。

前庭疾患、前庭機能障害、捻転斜頸などで検索すると、関係する文献がたくさん出てきます。
例えば、
http://dogwan.jp/information/index.php?%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E7%B3%BB%E3%81%AE%E7%96%BE%E6%82%A3%2F%E6%96%9C%E9%A0%B8

月曜日に大学病院に連れて行きました。
いつもの担当医と神経科医が診察しました。
脳炎か脳腫瘍の疑いがあるのでMRIを撮ったほうが良いと言われました。
彼らの話は、私が調べたことと違います。

MRIを撮るには全身麻酔をしなければなりません。
モモのような高齢でしかも病気を抱えたネコに全身麻酔をするのは大変危険です。
安楽死することになりかねません。
全身麻酔は、重要な手術をする場合は危険覚悟でしなければなりませんが、検査目的のためだけに安易にすべきではありません。
しかもモモは、病院では血圧が300mmHgになるほどの強いストレスを受けます。
その様な極度の緊張状態から、麻酔によって、正反対の弛緩状態にしてしまうと、何が起こるのかわかりません。


私は、彼らに不審を持ちました。
「マウスやラットと勘違いしているんじゃないの?」と思いました。
モモはネズミじゃないです。ネコです。

(モモ生後2ヶ月半)

いや、やはりネズミかもしれません。


私は、獣医の提案を断り、帰りました。
モモは、ネットで調べた文献通り、2週間ほどで完治しました。


*高齢の病気持ちにのネコに、安易に全身麻酔をしようとする獣医にはご用心ください。
ネコに使用される麻酔薬は、安楽死に使う薬と同じものです。
(代表的な薬はペントバルビタール、他の薬も同様)。
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