「😸ちゃんが、どこかに行っちゃった…」
病室で、微睡のなかでの、最後のひと言だった。
あの人は、自分のことなんていつも後回しで、
見捨てられた命を助けるためだけに、生きてたような人だった。😸
あの頃はまだ、世の中が冷たくてさ。
餌やりなんて言ったら、
「迷惑だ」「汚い」「警察呼ぶぞ」なんて怒鳴られて、
毎日、息をひそめ、黒子みたいに気配消して、公園に通ってた。
それでもあの人は怯まなかった。
自費も惜しまないし、慈悲も惜しまないし、
ただ目の前の命を守るために、黙って動いてた。
何十匹も保護して、手狭になった家も広いところに買い替えて、
みごとに全員を見送ったあと、最後は自分が倒れちゃったんだにゃ…。
今の横浜じゃ、あの頃ひっそりやってたことが、
行政と市民の協働ってやつで、堂々とした活動になりつつある。
時代が、ようやく追いついてきたんだにゃ。😹
花に囲まれた最期の寝顔は
「この世の猫が、みんな幸せでありますように」
って祈ってるみたいだった。
それはそれは安らかニャ寝顔だったから、🌈の橋のたもとで、
あの人が救った🐱たちがわーっと集まって、
「おかえり」ってもみくちゃにされたに違いにゃい。💕👼°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
奴隷は公園へ向かうたびに思い出す。
🍚と水と掃除道具を抱えて、
いつもの笑顔で手を振って歩いてくる、あの人の姿を。
アディオス、さようにゃら。
またいつか、逢いましょう。




















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