この🎥は、もう何度観たかわからない。それでも観るたびに、決まって涙がこぼれる。
リドリー・スコット監督に、音楽はハンス・ジマー。
この二人が組んだ時点で、すでに無敵の布陣だ。
なぜ奴隷がこの作品をこんなにも愛してしまうのか。
それは、あの“空気”にある。
あの独特の砂埃と血の匂いが漂うリアリズム世界観。
光と影がせめぎ合うような映像の中で、登場人物たちの感情が静かに燃えている。
そして何より、ホアキン・フェニックスが演じる暴君コモデュス。
彼の魅力は、単なる悪役では終わらないところにある。
愛を求めても父には軽んじられ、父が向ける情は他の忠臣へ。
実の姉への屈折した禁断の愛も叶わず、拒絶された瞬間の絶望と怒り。
その心の揺らぎが、ホアキンの影を宿した瞳に見事に刻まれている。
彼の孤独と渇望が、観るたびに胸に刺さるのだ。
思えば、学生時代に『ブレードランナー』を観て打ちのめされて以来、
リドリー・スコットの“暗さ”――陰鬱でありながらどこか光を孕んだ映像が、自分には心地よい。
もちろん、彼の作品すべてが傑作というわけではない。
ばらつきはある。
それでも、彼が生み出すキャラクターたちは、いつも自分の深い場所に触れてくる。
『ブレードランナー』でルトガー・ハウアーが演じた最後のレプリカント、ロイ・バッティ。
創造主を殺すときの、あの絶望に満ちた眼差し。
人間によって創られ、利用され、そして破壊される運命を知った人工の生命が見せる抵抗と復讐。
それでも最後には、自分を始末するために送られたデッカードを救い、
手にしていた白い鳩を放ち、「time to go…」と静かにこの世に別れを告げる。
あの怪演は、今も忘れがたい。
この映画を観た方なら、きっとこの感覚を分かってくれるはずにゃ😹
だからこそ、あれ以降、リドリー・スコットの“真の傑作”に出会えていないのは残念でもある。
『グラディエーターII』(2024)も観たが、どうしても2000年のあのスケールと荘厳さには届かない。
あの時代にしか生まれ得なかった“重み”が、やはりそこにはあったのだ。🙀

近所の何処にでも入り込む、奴隷友のサイベリアン「BRUNO」=^_^=にゃ



















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