今頃になって続き。
6日(月曜日)
夫婦で朝早くから健康診断へ。
キャンセルしようと思ったけど、胃カメラやその他、いろんな準備をしてくださっているのに当日キャンセルは流石に申し訳なくて、チーの事を息子達に頼みました。
息子達、朝8時に夜間動物診療センターへチーを迎えに。
支払いを済ませ、点滴を抜きキャリーに入れられたチーを受け取り、かかりつけ病院へ車を走らせる。
私は動物病院ライン診察予約を開始7時ジャストポチっとして、転院させて欲しい事を書き込む。
秒読みで押したけど、7番目。
診察開始前に連絡事項を見てくださるのだろうとは思うけど、やはり不安。
健診病院の更衣室から、8時半少し前に動物病院に電話。
出てもらえた!
手短に昨夜、急変して夜間動物診療センターに行った事、今朝そこから転院させて欲しくて今現在、車で向かっている事を伝えた。
すぐに院長先生に確認をとってくれて、「受け入れ準備しておきます、到着したら診察開始前でもそのまま院内に入ってきてください」と言ってもらえた。
8時50分ごろ、チーは院内に。
診察カードを出す前に、チーのキャリーを受け取ってもらえ、すぐに奥に連れて行ってもらえたそう。
こちらは健診を終え、チーのところに向かう。
午前の受付終了時間ギリギリになんとか到着。
すぐにチーのところに案内してもらえた。
チーは相変わらず全く動かないけど、頑張っていてくれた。
2人の息子がずっと付き添っていてくれていた。
狭い入院室に大人4人、チーのケージ前に。
ものすごく邪魔よね・・・
30分ほど面会できた。
そしてまた午後4時、4人で面会に押しかける。
6時過ぎには仕事を終えた長男も駆けつけてくれた。
最後の患者の診察が終わり、院長先生が容態説明をしてくださる。
かなり厳しい状況。
このまま回復の見込みはない可能性の方が大きいと思われます。
夜間も定時に様子を見るけど、ずっとそばにいるわけではないので異変があってもすぐに気がつかなく、亡くなってしまう可能性もあるので、その事を踏まえて今後、どこかのタイミングで家に連れて帰って看取る事も考えておいてください。
今の状態で点滴を抜けば間違いなく翌日までには亡くなってしまうと思います。
・・・そう言われて、じゃあ、連れて帰ってみんなで看取ります、とは言えなかった。
点滴を抜けばまたチーは苦しくなるのはわかっている。
今よりも苦しい目に合わせたくない。
何よりもまだチーとお別れなんて信じられない。
「チー、ゆっくりしてね、明日また会いに来るからね」
それしか言えなかった。
7日(火曜日)
本日も朝から3人で面会に。
11時には職場が近い次男も時間休とって面会にきた。
夕方はまた3人で病院へ行き、仕事が終わりすっ飛んできた息子2人と合流。
ここで今後のことを話し合う。
明日、水曜日は休診日なのだ。
木曜日は夫も仕事で夜まで面会できない。
2日間、チーは持つのだろうか。
先生も非常に厳しい状態ですと言っている。
もしかしたらチーに会えるのは今晩が最後かもしれない。
みんなで話し合い、言い合いになる。
知らない場所というのがどれほどチーに負担になっているのだろうか。
せめて最後は住み慣れた家で、と思うのだろうか。
そんな話は人間だってよく聞く事でもある。
我が家には命を落としてもおかしくない状況になった人間が2人いて。
それぞれがあまりの痛み、苦しみの中でとにかく思っていた事は、この辛さをなんとかして欲しい、それだけだった。
家に帰って・・・なんてみじんも考えてなかったと。
チーが明日乗り切ってくれても、その次の日が来るのだろうか。
そのさらに次の日は・・・
毎日、チーと離れていたまま別れを迎えて良いのだろうか。
ここまで頑張ってくれたチー。
ひとりぼっちで旅立たせるのは可哀想で・・・
悩みながら、決めきれないまま、チーのところへ行った。
状態は変わらず厳しい。
血糖値を安定させるために、シリンジをコントロールしながら少しずつインシュリンを投与している。
けれど、チーの顔は少し楽そうに、眠っているように見えた。
やっぱりこの顔を見たら、点滴を抜いて連れて帰って、なんてできない。
看取りたいのはこちらのエゴか。
それとも最後の瞬間、チーはひとりぼっちで寂しい思いをしてしまうのだろうか。
「このまま治療を続けてください、お願いします」
「チー、また会いに来るからね」
そう言って帰ってきた。
8日(水曜日)
何も手がつかない。
とにかく携帯を握りしめて、置き忘れないよう、そればかり。
病院から連絡はなかった。
チー、どうしているかな、頑張ってるんだね。
9日(木曜日)
三男と一緒に面会へ。
チー、昨日はウンチが出たって。
コロンとした普通の。
お腹が動いていない、と言われたけど少し動いてくれたのかな。
何も食べられないので点滴からしかエネルギーが取れない。
今日は反応がある。
肉球を触ると、ぎゅ〜っと握り返してくる。

目は相変わらずうっすら開いたままなんだけど、ちゃんとこちらを見てくれているような気がする。
チーが頭を持ちあげた!
両手を踏ん張って上半身を起こす。
ケージの扉は開けてもらっているので、チーを撫でながら声をかける。
少し向きを変えた。
また少し休むかな。
チーの肉球を触る、にぎ〜っと握り返してくれる、だが、すーーっと手を引っ込めちゃった。
ん?お母さん、しつこかったかな?
なんだかいつものチーなので、ちょっとクスッと笑ってしまったよ。
また頭を持ち上げ、上半身を起こしてこちら側に寄ってくる。
あっ、オチッコしたんだね、シートが濡れてる。
午前の面会時間が終わりに近くなったので、スタッフさんにシートが濡れちゃったことを伝えて病院を出た。
今日のチーは少し気分が良くなってきたのかな。
一昨日よりも楽になったのかな。
午後の面会にも息子と2人で行く。
毎回毎回、なんてしつこい家族なんだろうと思われてもいい、チーがなるべく寂しくないようにそばにいてあげたい。
寝ているようでもきっと気配がわかるはず。
面会のたびにスタッフさんが椅子を持ってきてくださり、本当にありがたい。
今日のチーはちゃんと目が合う。
インスリンの量も細かく調整してもらってるし、その他のお薬も効いてるのかな。
5時を過ぎもう1人息子が面会に。
6時近くなって夫とまた他の息子もきた。
夫は駐車場がいっぱいで、近くのモールに停めて走ってきたから息を切らしてる^_^
どうぞどうぞ、ゾッチャは今日ずっとチーのそばにいたから、みんなチーの近くに寄って。
「私、トイレ行きたいから先に外に出るね」
そう言って先に病院を出た。
家族ラインが来る。
「チー、四つ脚で立って伸び〜ってして巻きを変えたよ!
またこっちに来る?」
うんうん、わかる。
今日のチーはたくさん動いてくれたよ。
どんな動きか、わかるよ。
もう病院が閉まる時間が近いし、このまま帰ると伝えた。
しばらくすると家族みんな外に出てきた。
みんなチーが意識を取り戻してくれた事に嬉しくて、そしてほんのわずかだけど良くなってくれるんじゃないか、そんな期待を持っていた。
チー、頑張ってるね。
また明日。
10日(金曜日)
今日は仕事がない夫がいて、朝食後の珈琲を入れ始めた。
チーの面会まで時間があるしね。
アルコールランプに火をつけてしばらくしたところでスマホが鳴る。
8時52分
「○○動物病院」
チーちゃん、急変です、すぐきてください!
慌てて出かける支度をする。
息子たちにLINE、電話をかける。
病院に着くと、すぐに診察室ではない部屋に通される。
チーに心電図や呼吸のモニターが付いている。
すでに心停止しかけたそう。
自発呼吸も少なくなってきていて呼吸器の助けを借りている。
息子たち3人とも到着。
大丈夫なのか、みんな、仕事は。
そんなことよりもみんな来てくれて、間に合った。
呼吸が浅くなってきていて、呼吸器の回数がどんどん増えていった。
みんなでチーに声をかけて、体を撫でる。
もう本当にこれでお別れなんだ、わかってしまった。
チーの血圧が落ちてきた。
先生が何か注射を点滴に入れるとまた血圧が上がっていく。
先生が部屋から出たところで息子がつぶやく
ブロー寸前のエンジンに起爆剤入れてるみたいだ・・・
そうだね
先生が部屋に戻ってきたので「次に落ちてきた時にはもうお薬は使わなくて良いです」と伝えた。
自発呼吸も少なくなって、血圧、心拍もまた落ちてきた
チー
チー
チー
お別れなんだね
先生が聴診器を当てる
「チーちゃん、亡くなりました」
10時3分
チー、頑張ったね。
昨日は意識戻ってみんなに動く姿を見せてくれたね。
嬉しかったよ。
チーはみんなが集まれる日を選んで今日まで頑張ってくれたのかな。
ありがとうね、チー
先日、🍓さんの日記に猫の動画があって。
それを見たら次にこれがお勧めで出てきました。
いつまでも一緒にいたい。
もっともっと一緒にいられると思ってた。
でもずっと一緒にはいられない。
本当にそうだね・・・
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