鞠緒さん

鞠緒

兵庫県 30代 女性 ブロック ミュート

猫飼い歴=年齢。 一度はその栄光の歴史が途絶えてしまうも、僅か4日で復興。 現在は1号(♂)と2号(♀)と3号(♂)と4号(♂)の4匹が在籍中。

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ネコジルシ

191日目「名前の由来はマジで知らない。」
2026年6月22日(月) 72 / 0

我が家には“マリコさん”という名前の市松人形がいる。
家が全壊するレベルの大震災を無傷で乗り越え、数多の猫達に専用ケースを踏まれながらも涼し気な顔で佇んでいる凄い人形である。

「よいしょ、よいしょ!」

マリコさんは日焼け対策として、ケースの上から分厚い布を掛けられている。
日当たりの良さくらいしか取り柄のない我が家の唯一の利点を堪能する事が出来ないのは可哀想だが、私が所持する物の中でも随一の古株なので過保護になるくらいが丁度いいのだ。

「…。」

マリコさんの顔が薄っすらと照らし出され始めた。
1号が開けたカーテンの隙間から磨りガラスを通り抜けた街灯が入り込み、丸みを帯びた輪郭を白く光らせている。

「お母さん、2号がマリコさんの布を引っ張っているよ?」

ご機嫌な様子で短い尻尾を立てた2号がマリコさんケースに掛かっていた茶色の布を咥えて身体を反らしていた。
全体重を掛けるように布を引っ張っては引き摺り落とされた布の上に移動し、しっかりと踏んで逃げないようにしている。

「えぇ?本当に?」

「うん、巣作りの材料を探す鳥くらい引っ張ってる。」

私の返答を聞いた母は数秒後、何故か大笑いした。
落ち着いた母がマリコさんの布を掛け直す為に現場に近付いた時には、すでに丸くなった2号の下でシワクチャになった布が物言いたげにマリコさんを見上げていた。
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鞠緒さんの最近の日記

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2026/08/11 26 0 1

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母が注文していた北海道産のトウモロコシが届いた。 一か月前に千葉県産のトウモロコシを食したばかりではあるが、メロンと同じく毎年のお楽しみなので真剣な表情で粒を取り出していく。 「…なんや、カリ...

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2026/08/06 44 0 3