納骨と爪切り

2017年2月5日(日) 441 / 4

数年前、母方の祖父母が眠る墓地に、先に逝ったワンの骨を納骨致しました。

母方の仏壇を守っている我が家は仏教徒です。
これは宗派的に本来してはならない事で、お寺さんには勿論、内緒です。

昨年の夏に星になったミースケのお骨も、帰省した弟のヘルプを待って、昨日、2月4日土曜日に墓石の下に納まりました。

我々と弟の都合がつく間、罰当たりゴン太の悪行多数。

仏壇に飛び乗る、そのまま仏壇の上で寝ようとする、仏花に飛び付いて花の首をへし折りながら花生けを倒し辺りを水浸しにする、リン棒をちょいちょいして落とす、線香立の線香をはむはむする・・・等々。

夜にはゴン太の手の届かない所に移動させるのですが、日中は仏壇の前に置いてあるミースケの骨壺をいつ落っことすかとハラハラし通しだったのも、これまでです。

母と弟が墓地へ。
私はゴン太と留守番でした。

墓地の掃除も兼ねておりましたので、結構な時間、糸付きのカシャぶんでVS致しました。

糸付きカシャぶんには幾つか種類がありますが、ゴン太のお気に入りはネズミくんです。

尻尾に当たる4枚羽根の風切り音が堪らんらしく、他のじゃらしなんぞ比べ物にならない位のハッスル加減です。
こちらが動きをセーブしなくては、直ぐに息切れしてしまいます。

そうして遊んで満足したのか、母と弟が帰る頃にはにこにこで夢の中でした。
呼び掛けても、頭の近くのソファー生地を軽く叩いても、ピクリともしません。

・・・爪切りチャーンス！

ゴン太は気分屋で、抱っこで大人しく切らせてくれる時と、切ろうと構える手を爪切りごとガブガブと甘噛みし意地でも切らせまいぞ！とする時があります。
私の老眼と相まって、危ない事この上無し。

そうして、そろそろ頃合いでタイミングを見計らっていたのですが、もっけの幸いです。

きゅっと握ってみても丸っきり力の入っていない手足を持って、そろそろと順番に切り進めましたところ、なんともスムーズに全部キレイに切り終えました。

その後、揺すってみるも未だ爆睡。

ーーー肩透かし感が半端ないです。
ニャンコって、こんなもんなんでしょうか？

先代ミースケは抱っこで抵抗なく爪を切らせてくれるコでした。
たまに切りすぎてしまっても「フシャッ！」と一瞬息を荒らげてから直ぐに「しようのない、たぬきだなあ」と言いたげなうっすい流し目ひとつで引き続きの爪切りを許してくれてもいた自制心溢れるクールガイなので、よくわかりません。

果たしてゴン太はお眠中だと毎回、スムーズに爪を切らせてくれるのか。

次の爪切りタイムに検証してみたいと思います。