連絡の取れなくなった里親さんと決着がつきました（中編）

こんばんは。

昨日の日記の続き、指定の時間に電話をしたことを書いていきます。

まず、あちらの指定の８時に電話をかけました。が、出ないんですよ…留守録になりました…。
留守録に、『１０分後に掛けなおします』と入れて切りました。
常識ある方なら、コールバックがあって当然だと思うのですが、あちらからの掛けなおしはなく、１０分後にもう一度こちらから電話をかけました。また留守録になりました。
今度は留守録に『今日、お話ができないと、お勤め先に調停の申し立ての書類が届くことになるので、８時半までにご連絡ください』と入れました。

実際、これでお話が聞けないなら調停はやむを得ないと思いました。
同席してくれた友人と、電話繋がったら、すぐに切られたりして話がきけないと困るから、最初に調停を辞さない覚悟だって牽制入れよう、と相談しました。

そうしたら、電話が来ました！ワン切…（泣笑）。
すぐに掛けなおしました。
それで、ようやく電話がつながりました。最初からすごい低い、ドスの効いた声っていうんでしょうか、不機嫌なことを隠そうともしない態度でした。
以降、会話形式で書き出したいと思います。

元里親（以下、元）：「…はい」
私：「K戸さんですか？」
元：「はい」
私：「良かったです、連絡がついて。今日お話し出来なかったら、調停の申し立てをするようでしたので…」※１
元：「ていうか、職場に電話かけてくるってなんですか、もうホントに怖くって、ストーカーされてんじゃないかとか、自宅も知られてるのかもって、警察に相談しようと思ったんですけど！？」※２
私：「そうですかー」※３
元：「どうして職場わかったんですか！？知らない人からいきなり電話が来て、猫のことだとか言われるし、職場にも迷惑がかかるし！」※４
私：「……お勤め先については、仔猫をお渡しに行ったときに、色々お話させて頂いて、K戸さんが『ペット可のシェアハウスを扱う不動産会社に勤めているとおっしゃっていたので。社名については、私もきちんとは覚えていませんでしたが、確か〇〇〇……か△△△…と、そこまでは、ボランティアさんに報告をしておきましたし、そこから調査の方がどう調べたのかは私はわかりませんけど」
元：「……」
私：「これでお話をきちんと聞かせて頂ければ、職場に電話がいくこともないと思いますので、お話を聞きたいんですけど。そういえば、ご入院なさっていたと伺いましたが、もう体はよろしいんですか？」
元：「……はい」
私：「そうですかー、良かったです。それで、猫たちは入院中にお父さんの職場の方に別々に譲渡されたと…」
元：「待ってください、まず、ジョウトってなんですか？」
私：「え？」
元：「だから、ジョウトって何、どういう意味ですか？」※５
私：「…譲渡、というのは、私がK戸さんにしたように、仔猫を、他の方に（譲り渡す、じゃ理解できないかも…）差し上げることです…」
元：「あげてないです」
私：「え？でも代理の〇〇さんからはそう伺いましたが？」
元：「それは、知らない人から突然電話がかかってきたから、ホント怖くって、嘘吐きました。本当は逃げました」
私：「２匹一緒に？」
元：「はい。私が留守の時に」
私：「逃げた時期はいつ頃ですか？」
元：「貰ってから、１か月…１～２か月くらいです。その後も探したんですけど、見つからなかったんです」
私：「それは、引っ越し前の、猫を渡しに行ったおうちでですか？」
元：「そうです」
私：「その時、私にご連絡いただけなかったのは、どうしてでしょうか」
元：「それは…すみません」※６
私：「……逃げたのは、避妊手術や去勢手術をする前ですか？」
元：「そうです」

ここで、同席している友人から、『逃げた証拠はあるか聞け』と指示が来ましたが、逃げた証拠ってどういうものがあるか私が思いつかなかったので、聞きませんでした。逆ギレがエスカレートしそうな気もしたので。

私：「そうすると、去年の１０/４と、１０/６に頂いたメールと写真の猫は別の猫の写真ってことですよね？」
元：「そうです。親に用意して送ってもらって」
私：「待ってください、Sさんのメールアドレスでしたけど、お父さんが送ったんですか？」
元：「違います違います、親が画像を用意してくれて、私が送りました」
私：「そうですか…あの、私も野良猫を減らすために、保護して譲渡しているので、増えていては本末転倒ですし…ウソの写真やメールを送られたことで、K戸さんと信頼関係はもう壊れてしまったので、動物愛護協会
と、関東近辺のボランティア団体には、こういうことがあったと届け出をすることになりますのでご了承ください」
元：「はい、かまいません」
私：「確認ですが、実験動物として売ったりはしていない？」
元：「ないですないです、絶対ないです！逃げただけなんで！警察呼ばれてもかまいません、本当に逃がしただけなんで！」※７
私：「そうですか…あの、飼ってらした犬の〇〇くんと猫ちゃんはまだ飼ってらっしゃいますか？」
元：「２匹ともいます」
私：「そうですか。今後、逃げてしまう環境であったり責任を持てないようなら、もう新しい猫を保護しようとは考えずに、今いるワンちゃんとネコちゃんを可愛がってあげてください」
元：「…はい、すみませんでした」※８
私：「失礼します」

※１　めっちゃ演技しました。私は調停までやる気はないんですよ、そちら（元里親側）を心配してるんですよーって感じに。
※２　自分には何の非もないって態度です。まず再三に渡る連絡を無視していたことを謝罪するのが筋だと思うんですけど。
※３　若干、棒読みになってしまいました。たとえ警察に連絡されても、私の方はどうして職場に連絡するに至ったのか、その経緯をメールや電話の証跡残してあるので、警察に聞かれてもきちんと説明できるからちっとも困りませんし。
※４　一切の謝罪がなく、自分の非を鑑みず攻撃的な態度に、私は、疎遠になってしまった知人を思い出しました。その方は、30前後にある種の発達障害？パーソナリティー境界なんとかだったかな…を発症し、その当時は今ほどメンタルヘルスが理解されていなかったこともあって、私もどう接すればよいのかわからず、周囲の人間で暗中模索したことがあります。
その時の症状の中に、自分を攻撃されると思った時に先に攻撃をすること、たとえ１００％自分の方が悪くても相手に０．１％でも攻撃できると思える所を見つけたらそこだけ徹底的に話し出すこと、とにかく「警察に通報する」と警察を脅し文句に使うこと、録音機を常に持ち歩き、うっかり否定的な（話の最中に「バカ、違うよー（笑）」みたいな）ことを言うと、それを録音しておいて都合のいいところだけを切り取り、名誉棄損と騒ぎ立てる…などがありました。
一瞬、そのことが頭を掠めて、少し冷静になりました。絶対に、私は声を荒げたり、お前は非常識だ、というような発言はせず、事実だけを確認しようと思いました。
※５　不動産会社に勤務してる２９歳の人間が『譲渡』って単語を知らないという事実に衝撃を受けました。と同時に、オマエ意味も分からず『譲渡誓約書』にサインしたんかーいと心の中でツッコミ。
※６　ここで初めて、渋々といった感じで謝罪がありました。
※７　逃げたこともオオゴトなんですけど…。
※８　ここで、ようやく私が責める訳でも何かを要求する訳でもないと思ったのでしょうか、声のトーンが落ち着きました。

以上、思い出せる限りのやり取りです。
譲渡に行ったときは、少しハスキーな感じの声だけど高めで、関西出身だということで時どき混じる方言も、方言女子って可愛いよね、と思っていたのですが、本当に、人はこんなに態度が変わるものかと言うくらい、態度が悪かったです。途中、どこで言ったか忘れましたが、「K戸さん、以前お会いした時はすごく感じのいい方だったので、今、ちょっとビックリしちゃって…」と少し笑いながら嫌味を言ってしまいました。あちらは無言でした。でも、こういう高度な嫌味は通じなかったかな、『職場に電話かかってきて迷惑してんのに愛想よくできる訳ないだろ！』とか思ってそうです。
あと、私の送ったメールや、今までの留守録は読まず聞かず削除していたのかもしれないな、と、今、思いつきました。
私は何度も『責めるつもりも争うつもりもありません、どのような現実でも受け止めるので本当のことをお知らせください』と入れていたので、それを見て聞いているのを前提で話を進めていましたけど、知らない状態だったら、最初に牽制いれたのでますます臨戦態勢だったのかもしれないですね…。

また長くなってしまったので、明日、後編書きます…すみません…。