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愛媛県 60代 男性 ブロック ミュート

うちのネコ「モモ」は、最近目が見えなくなりました。昔はゴキブリ取りが得意でした。 モモの日記を、子猫の時から順を追って作成しています。 私は生物化学の研究者です。猫の生態学も研究しています...

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ネコジルシ

猫社会に吹き荒れるファシズムの嵐「TNR」(野良猫日記14)
2022年5月5日(木) 960 / 7

ロシアのウクライナ侵略、中国の覇権主義と少数民族ジェノサイド、世の中狂ってきています。
日本は一見平和なように見えます。しかし、野良猫の社会は大変なことになっています。



TNR(野良猫を捕獲し、避妊去勢し、放つこと)、少し前まで馴染みのない言葉でした。
5年前は一部の地域でしか行われていなかったのが、今では「どうぶつ基金」などにより全国展開されるようになりました。
愛媛県の場合は、2、3年前からTNR活動家と呼ばれる人たちがチラホラ出はじめ、次第に無視できない勢力になっています。

ネットで検索すると、TNRに肯定的な記事がズラーと出てきます。
しかし、大部分がプロパガンダです。
TNRの有効性を、科学的に掘り下げて研究したものが全く見当たりません。
「TNRしないと野良猫が大繁殖する」「TNRによって殺処分を減らせる」などと主張しています。
しかしその根拠が示されていません。それに嘘の記述が目立ちます。
TNRを大々的に行い、野良猫に多くの犠牲を強いるのであれば、その有効性をきちんと立証してからするべきではありませんか?

私は、国の統計資料等を元に、自分自身で検証することにしました。
しかし調べれば調べるほど、TNR推進者の説明とは反対の答えが出てくるのです。
検討結果を論文にして、ネコジルシ日記に出しました。

過剰な猫が増えるのは野良猫の繁殖ではなく、捨て猫が原因であること。


TNRが殺処分の減少に効果がないこと。


私の論文に対し、TNRを推進する立場の人からの、反論を期待していました。
TNRを推進する人たちの意見を、聞きたかったからです

しかし、論文に対する真面目な反対意見はほとんどなく、私個人に対する誹謗中傷が続出しました。
「馬鹿」「アホ」「変態」、こんなことまで言われました。
私が精神異常者であるかのようなコメントも…。
気の弱い人だったら、本当に精神が異常をきたします。

ファシズム国家では、批判的な人間を精神病院に送り、精神的な拷問によって本物の精神病患者にしてしまいます。
日本の民主主義は、どこに行ってしまったのでしょう?

TNRの科学的な検証がされないまま、スローガンとプロパガンダが繰り返されています。
人々は、同じことを何度も何度も聞かされていると、いつの間にかTNRは良いこと、TNRするのが当たり前という気になってしまいます。
ナチスドイツの誰かが、「嘘も100回言えば真実になる」と言いました。
そういう事は、実際に起こるのです。

猫は、そんなに繁殖力の強い生き物ではありません。
確かに子供を産む数は人間よりも多いです。
しかしそれを言うなら、魚が産む卵の数は、猫が産む子供の数の千倍以上です。
猫が大繁殖するというなら、海の中は魚だらけ、お魚取り放題ですよ。
自然界で、どの生き物も容易には繁殖できないのです。

魚は人工孵化し養殖することによって、膨大な数になります。
猫も人が飼養することによって、大繁殖します。
過剰な猫は、野良猫が産んでいるのではなく、人間が作り出しているのです。


ここは前回の日記で紹介した、愛媛県松山市にある松山総合公園です。


20年ほど前は、ものすごい数の野良猫がいました。
松山市は人口50万人ほど。公園は市内の小山にあり、周囲は市街地、住宅地で囲まれています。
以前は、公園に猫を捨てる人が絶えませんでした。。
しかし法規制の強化、啓蒙活動の成果により捨て猫は年々減少し、それに比例して野良猫の数も減りました。
愛媛県では、元々TNRをしていません。
しかし、松山総合公園では捨て猫の減少によって、野良猫の数は確実に減りました。
この5年ほど、猫の数も落ち着き、ボランティアの人たちが世話と管理をし野良猫たちも平和に暮らしていました。人々によく懐き、また愛されていました。

野良猫はいま存亡の危機に立たされています。

松山総合公園、猫がいなくなりました。
昨年秋、突然現れたTNR活動家によって、約70匹の猫がTNRされました。
それが原因で、ほとんどの猫が死んでしまったのです。

今年の1月、公園内でパルボウイルスが大流行しました。手術された猫たちはお腹の毛がまだ生え揃っておらず、寒い中抵抗力が落ち、感染して死んだのです。

TNR活動家が残していった看板。  でも、猫はもういません。



野良猫の手術がどれほどむごいものか、知ってもらいたいです。
家猫の手術とは全然違います。
捕獲された猫は、病気で手術が危険な猫、妊娠中の猫、生後半年未満の子猫、お構いなしで全員手術されます。
雑で乱暴な手術です。野良猫が死んだって誰も文句言いませんから…。

野良猫たちは、手術当日に外に放たれます。
自宅の愛猫を、手術したその日に庭に放すことを想像してみて下さい。
ちゃんと生きていけると思いますか?
麻酔が切れた後、何日も痛みに耐えながら、餌も探さなくちゃいけないのです。
外敵に襲われても、闘うことも逃げることも出来ません。
傷口から、細菌が入ります。
お腹の毛を剃られ、冬は凍死します。
抵抗力が落ち、感染症にかかると死にます。

TNRは、かなりの確率で死を意味するのです。
殺処分よりもずっと苦しい思いをしながら…。

私には、TNRがナチスのユダヤ人狩りのように見えます。
彼らは、野良猫を絶滅させるつもりなのでしょうか?

彼らは、自分たちが保護活動をしていると言います。
猫を虐待する活動が、保護活動。
動物を殺処分する場所が、動物愛護センター。
猫を取り巻く世界は、嘘ばかりです。

TNR実施者にも、猫の安全に配慮し慎重に行っている人も中にはいます。
虐待めいたTNR活動家のことを苦々しく思っている人もいます。
しかし、それを声に出して言う人は少ない。

愛媛県では野良猫の数が減少し、住宅地ではほとんど見かけなくなりました。
野良猫がいるのは、公園、神社、海岸、木が生い茂ったり隠れる場所のある所です。
彼らは人の少ない場所で、誰にも迷惑かけずに、静かに生きています。
地元の猫好きの人たちに可愛がられています。

そんな野良猫たちを、これ以上追い詰めなくてもいいではないですか!
私は、野良猫たちを守りたいのです。

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