鞠緒さん

鞠緒

兵庫県 30代 女性 ブロック ミュート

猫飼い歴=年齢。 一度はその栄光の歴史が途絶えてしまうも、僅か4日で復興。 現在は1号(♂)と2号(♀)と3号(♂)と4号(♂)の4匹が在籍中。

日記検索

友達(0)

友達がいません。

My Cats(4)

}
4号

4号


}
1号

1号


}
2号

2号


}
3号

3号


もっと見る

鞠緒さんのホーム
ネコジルシ

97日目「空腹が耐えられない彼女にとっては、火急の用。」
2026年3月20日(金) 94 / 0

午前3時45分。
まだ日の出にも程遠い時間帯。

「…ん?」

真っ暗な部屋の中、布団と毛布に包まっていた私は天井を見上げながら気配を探る。
身体の左側で、何かがモゾモゾと動いていたからだ。

「どうした、2号?」

いつの間にか布団に潜り込んでいた2号が、ジリジリと後退りをしていた。
私の顔に向かって丸めた背中を突き付けるような、躊躇いのない動きであった。

「あぁ、外に出たいのか。」

暑がりの2号は、ポカポカの布団の中に長居が出来ない。
サウナを楽しむが如く、出たり入ったりを繰り返す2号に何度も叩き起こされてきた私は二度寝をする為に目を閉じた。

「…ん?」

ピタリ、と2号の動きが止まる。
何かを考えるように停止した2号は、何故か前進を始めたのだ。

「…2号さん?」

後ろに向かって進んでいた2号は先ほどまで丸まっていた(と思われる)場所を通り過ぎ、私の足先まで辿り着いた。
目的は不明だが、小さな顔で布団を持ち上げる気配を感じる。

「あぁ、アッチから出たかったのか。」

何が違うのかはサッパリ分からないが、2号がそうしたいのなら私は止めるつもりはない。
再び二度寝をする為に目を閉じ、全身の力を抜いていった。

…ポフッ。

左頬に慣れ親しんだ毛皮が押し付けられる。
かなりの速さで後退してきた2号がぶつかってきたかと思うと、勢いよく足先に向かって走っていった。

「…可愛く、言って、アンポンタン。」

思わず呟いてしまったのは、数年前に再プレイしたゲームのキャラクターの台詞。
何が起こっているのかを正確に認識した途端、私は二度寝ができないくらい目が覚めてしまったのだ。

「あと一押しすれば、ドッチからでも出られるのに…。」

後退した時は私の頬に当たり、前進した時は布団を持ち上げても毛布に阻まれた2号。
何度も前後に移動しながら、必死に外に出る手段を考えていたのだろう。

「はい、どうぞ。」

パニックを起こす前に2号を持ち上げ、外に出す。
走り去る2号を見送りながら、他の猫達の位置も確認した。

1号は私の右足を枕にしながら、毛布の中で伸びている。
3号は私の右手を枕にしながら、毛布に吸い付いている。
4号は私の右肩を枕にしながら、毛布で巣を作っている。

「…全部、居るじゃん。」

目を細めながら、離れていく黒猫の動きを目で追いかける。
トイレの為に急いでいたのだと思い込んでいたが、暗闇からカリポリとドライフードを食べる音が聞こえてきた。
ぺったん ぺったん したユーザ

j_mi 2026/03/21

ぺったんするにはユーザログインが必要です。

ログイン・ユーザー登録
 ぺったんとは

日記に共感した時に、投稿者へ思いを伝えられるのが「ぺったん」にゃ。
気軽にご利用くださいにゃ。
レッツぺったん!!

※誰が「ぺったん」したか公開されますムーチョ

Facebookでシェア Twitterでシェア はてなブックマークに追加
コメント([[comment_cnt]]件)
削除されました

[[parent.data.user_name]] [[parent.data.user_name]]
[[parent.data.create_date_disp]]
ID:[[parent.data.ip_hash]]
削除

[[child.user_name]] [[child.user_name]]
[[child.create_date_disp]]
ID:[[child.ip_hash]]
削除

ぺったん ぺったん したユーザ

[[user.user_name]] [[user.create_date]]

鞠緒さんの最近の日記

173日目「1号は妥当、3号は軽く、4号は重い。」

夜中に目が覚めると大体、猫が生っている。 ほとんどは腕と身体の間にくっ付いているが、頭や足にも容赦なく猫毛を押し付けてくるのだ。 「…今日は全員集合か。」 猫を腕枕する時、不思議に思う事...

17時間前 29 0 0

172日目「数年ぶりに飲んだコーヒー牛乳とよく似た色合い。」

3号はキジトラとラグドールのハーフである。 ぼんやりとした顔立ちと尻尾の長さ以外は父親の1号に似ていないので、おそらく母親似なのだろう。 「んーるる!」 天井を見上げるように首を反らした...

2026/06/03 34 0 3

171日目「一度も購入した事がない宝くじが当たったら、もっと広いお家に引っ越したい。」

今日は雨が降っている。 天気予報のサイトには暴風雨と表示されているが、そんなに強い雨も風も感じない。 「…ジメジメだね。」 カーテンを開けても部屋は明るくならず、壊れかけの除湿機では湿度...

2026/06/02 38 0 4

170日目「あまり育ち過ぎてもアレルギーが出るので困る葉っぱ。」

猫草が多分、枯れた。 説明書に“表面が乾きが気になる時は霧吹きで湿らせる”と書かれていたので、エアープランツの水やりに使っているトリガー式の霧吹きでシュポシュポと水を掛けていたのに茶色くなってしまっ...

2026/06/01 39 0 4

169日目「まだまだ甘えたい盛りの子猫に振り回される苦労性のパッパ。」

草木も眠る丑三つ時、よりも少し前。 何故か月末に集中する用事が片付く目処が立ったので、ショボショボとする目を休める為に布団に潜り込んだばかりの頃。 「んにゃーおん、んにゃーおん!」 少し...

2026/05/31 32 0 3

168日目「エコバッグに入った3号を持ち帰ろうとする叔母に果敢に立ち向かった1号の勇姿に感動した私と母。」

今月のノルマを達成する為に叔母がやって来た。 課されてもいないノルマを気にするのも変な話ではあるが、暑そうに長袖を捲り始めた叔母はドヤ顔で“来てやったぞ!”と言わんばかりにふんぞり返ってお気に入りの...

2026/05/30 42 0 2

167日目「“もう売っていないんだから、絶対に破かないでよ!”という母の言葉は多分、聞こえていない。」

母はよく、“猫に懐かれない”と嘆いている。 歴代の愛猫達もそうだったのだが、復興組も私の方にばかりやって来るからだ。 …しかし、そんな母にも猫達が駆け寄るタイミングがある。 「ただいまー...

2026/05/29 46 2 5

166日目「いつも鼻の頭が濡れている理由。」

我が家のサークルに設置されている水入れは、透明な容器だ。 遠目からでも落下したキャットフードや猫砂が見えるので、いつでも綺麗な水を維持できるので助かっている。 「お水、お水!」 3号が水...

2026/05/28 44 0 3

165日目「喜びの舞の後は我々は怒っているアピールを忘れない。」

母と一緒に宝塚大劇場で観劇してきた。 色々と想定外の事もあったが、とても楽しかった。 1号と2号と3号と4号もお留守番を頑張ったようで、ゴロゴロと喉を鳴らしながら私の傍から離れようとしない。 ...

2026/05/27 37 0 2

164日目「猫用の葉と人間用の茎。」

母が注文していた北海道産のアスパラガスが届いた。 去年よりも外箱が小さくなっている(ように見える)が、肝心の中身はとても美味しい。 「…人間のご飯の匂いやな。」 「人間はよく緑色の物を食...

2026/05/26 45 0 3