鞠緒さん

鞠緒

兵庫県 30代 女性 ブロック ミュート

猫飼い歴=年齢。 一度はその栄光の歴史が途絶えてしまうも、僅か4日で復興。 現在は1号(♂)と2号(♀)と3号(♂)と4号(♂)の4匹が在籍中。

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330日目「投稿ボタンを押した瞬間にデータが吹っ飛んだので、本日二度目の執筆作業。」
2026年11月8日(日) 12 / 0

押入れに仕舞い込んでいた着物類をトランクルームに運び込み、明日の分の荷物の準備を行う。
“何でも買い取ります!”と謳う買取業者すら引き取りを拒否するレベルの物だが、6年前に旅立った祖母がそれなりの店で購入していた代物らしいので時間がある時にでもテディベアの材料に利用したいと考えている。

…そう思い始めてから数年の時が経っているような気もするが、コレを機会に実行に移せるように頑張る所存である。

「疲れたねー。」

「ねー。」

運搬時に発生したアクシデントを語り合いつつ、おでんに入っていた“ちいかわ”の半片を齧る。
私も母もファンではないが、私が視聴している動画の投稿者さん達がよく話題にしているので母が面白がって購入していたようだ。

「さて、寝る準備を始めようか。」

パンパンと太ももを叩いて猫達を招集する。
ドタバタと猫らしからぬ足音を立てながら1号と2号と4号が駆けてくるが、一匹足りない。

「…3号?」

キョロキョロと辺りを見回すと、母の布団に座り込む3号を見付けた。
しかし、微動だにせずに少しだけお尻を上げているその姿に嫌な予感がする。

「ふぅ、スッキリー!」

ピョンピョコと上下にボブテイルを振った3号がクルリと振り返ると、身体の下から黄色の液体がタプタプと波打っているのが見える。
私は思わず、大きな悲鳴を上げてしまった。

「3号がお布団に漏らしたー!」

声を聞き付けた母が駆け寄ってくると、ワタワタと散らばる猫達。
被害の確認をするように布団を持ち上げた母は、チラリと3号を見下ろしながら呟いた。

「…3号、去勢手術は今年中にしましょうか?」

来年の予防接種時に予約を取る手筈だったが、もしかすると時期が早まるかもしれない。
数時間前まで“仕方が無い事だけど、可哀想ね…”と同情していたのに、何という変わり身の早さだろう。

「お母さん、私に言う事は?」

片付けを終えた後、抱き上げた2号の前足を振りながら裏声で指摘する。
3号が同じ場所で粗相をした以上、前回と前々回の反猫も2号だと断言できなくなった。

「アンタの疑いが晴れても、アンタの前科は消えないのよ!」

キッと2号と3号に説教を始めた母を、1号と4号が遠巻きに眺めていた。
歴代の愛猫達の中にも粗相癖のある子達は何匹かいたが、後継者は少ない方が嬉しい事なので残りの二匹が変な学習をしない事を祈っている。
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