鞠緒さん

鞠緒

兵庫県 30代 女性 ブロック ミュート

猫飼い歴=年齢。 一度はその栄光の歴史が途絶えてしまうも、僅か4日で復興。 現在は1号(♂)と2号(♀)と3号(♂)と4号(♂)の4匹が在籍中。

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318日目「誰がお布団、汚したの?」
2026年10月27日(火) 15 / 0

深夜、各々が寝床に戻る時間。
今日はアニメの最終回を視聴していたので、いつもよりだいぶ遅い。

「…あれ?」

布団を敷き終え、水筒に麦茶を汲みに台所に向かっていた時の事。
母の部屋にある布団の足元の部分が蛍光灯の明かりに照らされて、何故か黄色くなっていた。

「お母さん…。」

「何、どうしたの?」

布団を整えていた母が、不思議そうな顔でコチラを見ている。
母は最近、白内障の症状が進んでしまったようで、細かな違いに気付けないのだ。

「…その布団、黄色くない?」

「えぇっ!」

慌てたように布団に顔を近付け、ジッと眉を寄せて確認する母。
見え方に難があるとはいえ裸眼での生活を続けられている私から見ると、確かに薄紫色のシーツにクッキリと黄色の染みが出来ているのだ。

「…あー、よく分からないけれど色が違う気がするわね。」

「うん、その広がり方は上からじゃなくて下からだね。」

断言する私の足元に集まっていた四匹が、何事かと顔を見合わせる。
肩を落としてシーツを取り替え始めた母が、キッと怒った表情を作ってみせた。

「2号、またやったの!」

名指しされた2号はビックリしたように固まった後、ワタワタと距離を取るように後ろに下がった。
1号はぼんやりと母の手の動きを目で追い、3号と4号は母の声に驚いたのか目を丸くしている。

「…何故、2号だと?」

「他にいないでしょう!」

乾き切ったシーツからは、犯行時刻を特定できない。
目撃情報もアニメに夢中になっていた人間達が知る方法もなく、後は前科と照らし合わせて考えるしかない。

「…違うで?」

1号は多分、違うだろう。
コレまでにトイレを一度も失敗した事がなく、スプレーだって行っていない。

「僕、違うもん!」

3号も多分、違うだろう。
ちーちーもうんうんも一度ずつ失敗した過去があるが、ドチラも迷子と体調不良という情状酌量の余地がある。

「僕も違うよ?」

4号も多分、違うだろう。
ほぼ成猫の時期にペラペラの子猫用トイレを使いこなしていた実績があり、我が家に来てからも器用にオープントイレ(通称“おまる”)で立ちながら用を足しているくらいだからだ。

「…。」

2号の弁護は、なかなか難しい。
すでに数え切れない程の水没事件を巻き起こしており、その大半は“母の寝具”という今回の犯行現場と同じ場所であった。

「全く、何が言いたくて汚しちゃうのかしら?」

「…臭いが染み付いて、トイレと認識しているんじゃない?」

ため息を吐きながら片付けを終えた母の後に続き、当初の目的だった冷蔵庫を目指して歩き出す。
ドシドシという猫らしからぬ足音を立てる四匹を引き連れながら、買い替えなくてはならない物の多さにションボリとした気持ちになった。
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GX 1時間前

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