大人ばかりと思いし日
のら猫ひとつ
愛と信頼
そっと教えぬ
これは、奴隷が作った短歌。
ガキの頃、大人を信じなかった。信じさせてもらえなかった。
奴隷にとって、「愛」という概念は壊されていた。
そして、とっても可愛くない、世をはかなむガキになった。
その中で――
一匹ののらねこが、奴隷を救った。
その猫は奴隷を試さず、
裁かず、
条件をつけず、
ただ「そこにいてくれた」。
とん子ちゃん、あなたに出逢えなかったなら、奴隷はグレにグレて今頃犯罪に手を染めて獄中にいたかもしれにゃい。
と、こんにゃことを突然、奴隷は告白したくなったのは、救世主「とん子」の写真を、実家じまいする兄に渡されたのである。
この懐かしい、白黒ブチのノラ。奴隷を救ってから、ふいに姿を消してしまった。
あのときの奴隷は、気が狂ったかのように、とん子を捜していたにゃ。
ほんとうに、やさしい、観音様のようにゃ子だった。奴隷があの世へ行く時の、筆頭頭は「とん子ちゃん」。
また逢えるよね、待っていてニャ=^_^=とん子ちゃん🌈




















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