ネコのコラムをお届け
あたたかく儚い絵本「ネコママとちびたち」 〜 猫本・猫映画・猫文化(25)
あけましておめでとうございます。2007年になりましたね!
2007年も頑張って精進致しますので、
今年もこの「えりかのコラム」をよろしくお願い致します。
では、新年第一回目のえりかのコラム。
今回のご紹介は「ネコママとちびたち」。
きれいな色彩の、儚げな絵本です。
ごゆっくりご覧下さい。


「絵本」というものの定義。
それはまず第一に「絵」があること。
絵が無ければ、「絵本」にはまずなりません。
この「ネコママとちびたち」の絵は、
とても温かい色と、臨場感のある色選が
印象的な絵本です。

決してリアルな絵ではなく、どちらかと言えば
漫画寄りな絵ですが、動きがある絵です。
動きと、奥行きがある絵です。
色のぼかし方が上手で、見ているだけで
吸い込まれそうな、ずっと見ていたい様な
そんな気分にさせるのがこの絵本の挿し絵です。

この本の表紙には、ネコママを中心に
ネコママの子供達が彼女を囲んでいます。
茶トラ、キジトラ、白黒、三毛。
ネコママも、子供達に囲まれてなんだか誇らしげ。
あたたかな、薄桃色の空気に包まれて
幸せそうな、どこにでもいる猫の一家です。

ネコママは、お腹をすかせた子供達のために
ご飯を一生懸命探します。
どの生き物の親でもそうだと思いますが、
お腹を空かせている我が子を見ることほど
辛いことは、そう無いと思います。

ネコママも、お腹をすかせたちびたちのために、
自身も空腹の限界を感じながら、
ご飯を探しに出かけます。

そして、絵が無くなります。
ネコママも、ちびたちも、一切出てこなくなります。
あれだけあたたかかった絵が、あれだけ色鮮やかに
描かれていたちびたちが、一切出てこなくなります。
灰色のページに、文字だけが連なります。
そこにあるのは、悲しい悲しい出来事でした。

この絵本の最後のページには、平成15年度に
殺処分された犬と猫の頭数が記されており、
都道府県ごとに、詳しく書かれてあります。
例えば、平成15年度、猫の殺処分数が一番多かった
愛知県では16,646匹。一万六千六百四十六匹。
あれだけ被害者の多かった阪神大震災の死者数が6,436名。
一年で、その数の約2.5倍強の数の猫が殺処分されているのです。
そして一番少なかった福井県でも1,294匹。
絶望的な数字です。

この絵本は、去勢避妊の大切さを訴えた絵本です。
去勢避妊については、いろいろな考えがあるでしょう。
反対な方も、賛成な方もいらっしゃいます。
どちらの考えの方でも、一度、この絵本を読んでみませんか。
きっと、考えさせられる部分があるはずです。

平成15年度に殺処分された猫達は、267,214匹。
実感できますか?
あなたが今飼っている猫が亡くなったとします。
その重さの、267,214倍なんです。
もう一度書きますが、
平成15年度に殺処分された猫達は、267,214匹。
その全ての猫達の冥福を祈ります。

ネコママとちびたち
おなかをすかせたちびネコたちのために、必死で食べものを探し続けるネコママ。「生きる」ということしか考えない動物の命を、人間はいとも簡単に奪ってしまう…。殺処分数を減らすための避妊・去勢手術の必要性を訴える絵本。
次回は1月21日更新予定!次回も是非見てくださいね!






























ここに入らない子たちもいるはず・・・いえ
いますよね
地球上の頂点に立つ人間
処分される動物にとって、私たちはどう見えているんでしょうか・・・
・・・・寂しいです・・・
命の重さにはなんら変わりはないのに悲しいです。
命だけではなく、物事全体を軽んずる世の中のような気がしていますが一人一人が物事を見つめ、考える時期に来ているのでしょうね。
辛くって何度も読むことができないです。
でも現実から目を背けないこと、そして人間も動物も家族をいつくしみ、感情を持っている、痛み苦しみもある、そんなことさえも知らない人間に読ませたいです。
そして、家族への愛情は人間よりもずっと熱い猫ちゃん達のことを心から愛し、尊敬しています。
不妊・去勢を理解してもらい広めるのは大変な事だけど
無駄に殺されてしまう命を考えると、努力するしかないですよね
この本、私も図書館で読みました。
絵がほんわかでただかわいい〜って気持ちで手にとって見ました。
でも最後の方は涙で読めませんでした。
現実なのですよね・・・26万匹って・・・・。
命の大切さとか、動物の方がどれだけ慈しみの気持ちを持ってるかとゆうこと、この本を読めば小さな子供さんでも理解できるのではないかと思います。また安易にペットを飼ってしまうような方にも是非読んで欲しいとも思います。
丁度この本を買ったとき、あずみが子猫を産んだ
ばかりで、涙が出てきて思わずあずみを抱いてしまったんですよ・・・
あずみは、野良ちゃん出身の猫で、重なって見えちゃったんです。
あの時拾ってあげてなかったら・・・と思うと涙が止まりませんでした。
でも、現実にはあるんですよね・・悲しいけど。
なんの役にも立たないかもしれないけど、今飼ってる猫たちを最後まで大事に飼ってあげたいと
思いました。