迷い猫掲示板 - 飼い猫を探しています

連絡先一覧

「愛猫が迷子になってしまった!」

と気付いた時点で、直ちに行動を起こし、猫を保護することが最良のケースですが、現実は必ずしもそうではないことが多いです。

愛猫が迷子になったと確認した際は、警察やその他の公的機関、さらには迷子猫情報を掲載できるウェブサイトやSNSへの書き込み、チラシやポスターの作成などを行うことを推奨します。早期の対応が、周囲の人々による迅速な捜索や情報提供の確率を高め、結果的に愛猫を見つける可能性を増大させます。

以下では、警察署や動物愛護センターなどのサイトを紹介しますが、具体的には

「神奈川 警察署 電話番号」など
「自分の(探したい)県 検索対象機関 情報種別」

という形式で検索を行うと、適切な結果が表示されるはずです。そこから、電話連絡を行うなどのアクションを起こしましょう。届け出を行う際には、ポスター作成のポイントを参考に、詳細に対応できるよう準備を整えておきましょう。

連絡をすべき場所は?

猫が迷子になったと気づいた際に、早急に連絡すべき場所や緊急時に連絡すべき場所があります。警察や保健所へは最速で連絡をしましょう。また、一度連絡を行ったからといって終わりではありません。定期的に更新情報を伝えることも重要です。

この時、猫の特徴や連絡先一覧の項目に記載されている詳細な情報をまず紙に書き出し、その情報をもとに連絡を行いましょう。

警察署

ペット動物、猫や犬などは「遺失物」扱いとなりますので、まずは警察署に届け出を行うことをお勧めします。警察署は年中無休、24時間対応しています。

警察署に電話で連絡をしたい場合は

「自分の(探したい)県 警察署 電話番号」

と検索して出てきた番号に相談を行ってください。また、警察電話相談窓口「#9110」(固定電話・携帯電話どちらでも利用可能)にダイアルし、状況を説明した後で管轄の警察署の電話番号を教えてもらう方法も効果的です。

以下のリンクでは各都道府県ごとに登録されている遺失物を検索できます。県によってページ内容が異なりますが、基本的には「猫」をキーワードに検索を行うだけで情報が表示されます。ただし、情報はリアルタイムで更新されているわけではないため、不安を感じる場合は、直接自身の住んでいる地区の管轄警察署に連絡をすることをお勧めします。

保健所

保健所は、犬や猫を収容する公的施設です。地域によっては保健所が存在せず、市区町村の役場がその役割を果たしている場合もあります。迷子のペットがいる場合、保健所では「迷子届」を提出します。また、保護されたペットについては「保護届」が提出されることがあります。

受付時間は地域や施設によりますが、通常は平日の日中となります。ただし、業務時間外でもメールで受け付けている施設もあるため、それぞれのウェブサイトで詳細を確認してください。業務時間外に申請をした場合でも、確認のために業務時間内に電話連絡を行うことを推奨します。

保健所から連絡が来る場合もありますが、そうでない場合もあるため、定期的に、例えば3日に1回程度は、自身から確認を行いましょう。

動物管理事務局(愛護センター)

動物管理事務局、または愛護センターも犬や猫を収容する公的施設です。保健所と同様に、収容されたペットは一定期間保管されます。受付時間についても保健所と同様、業務時間内のみの場合と、時間外でも受け付けている場合があります。それぞれのウェブサイトを確認し、適切な手続きを行ってください。

保健所と同じく、定期的に自身から確認を行いましょう。一般的には3日に1回程度が目安となります。

収容動物検索情報サイト https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/shuyo/

市区町村役場等

保健所がない地域の場合、市区町村役場がその役割を果たすことがあります。お住まいの地域に保健所がない場合、インターネットで情報を探すか、直接役場に問い合わせてみてください。

また、痛ましい事態として、ペットが事故に遭った場合、清掃局や土木課が対応を行うことがあります。これらの部署では通常、事故発生の日時と場所のみを記録し、動物の特徴までは記録されていないことが一般的です。悲痛な状況ではありますが、必要な情報を得るためにも、こちらにも問い合わせを行いましょう。

動物病院など

「迷子に見えたから」
「怪我をしていたから」

という理由で、ペットを見つけた人が動物病院に連れて行くことがあります。また、動物病院は動物好きの人が集まる場所であるため、迷子のペットに関する情報が集まりやすい場所とも言えます。見知らぬペットを見つけた人が獣医に情報を提供することもあります。

動物病院の許可が得られれば、チラシを置くことや、ポスターを掲示することも可能です。

連絡をする時に必要な内容って?

警察署や保健所に連絡を取る際、または迷子情報のポスターを作成する際には以下の情報が必要となります。

  • 最後に見た日時
  • いないことに気付いた日時
  • 愛猫の写真
  • いなくなった時の状況
  • 愛猫の特徴や身に着けているもの
  • 年齢や性別
  • 地域

電話での情報確認に際しては、

「私の飼っている猫が○月○日に迷子になりました。以下の特徴を持つ猫の保護や引き取り情報はありますか?」

と確認する形をとりましょう。通常ははっきりと伝えられる情報も、電話や届け出の際には緊張して忘れてしまうことがあります。そのため、詳細な情報は確認の前にメモにまとめ、それに基づいて対応することが重要です。それにより確実性を増し、迷子になった愛猫の早期発見につなげることができます。

著者紹介

上杉 華子(猫コンシェルジュ)

猫に関する専門家として猫の知識と経験が豊富で、猫の飼い主たちから高い評価を受けており、
猫の行動学や猫種の特徴、猫の健康や栄養管理など、猫に関する様々なトピックについて情報発信。
猫に関する情報が科学的根拠に基づき、そして分かりやすい言葉で説明していることを心がけ、猫の世話やしつけ方法、猫の病気や予防策についてのアドバイスを提供しています。
幼いころから猫を飼って育った自身の経験をもとに情報発信を行い、保護猫の里親探しや猫の福祉向上を目指して活動中。