迷い猫掲示板 - 飼い猫を探しています

飼い主探しの方法

迷子の猫かどうかの確認を行いましょう

捜索・保護を行う前に、まずその猫が実際に迷子の猫であるのかを正確に確認することが必要です。なぜなら、その猫が屋外で飼われている猫である可能性もあるからです。

  • 毛並みがいい
  • 人懐っこい
  • ふくよかである
  • 首輪をしている

上記の特徴を持つ猫は、飼われている猫、または迷子の猫である可能性が高いと言えます。

しかし、飼い主がいるにも関わらず善意から猫を保護してしまうと、窃盗罪に問われる危険性があります。そのため、猫が明らかに負傷している、もしくは放置すれば事故に繋がるような緊急事態以外の場合、保護を行う前に猫の状況を十分に観察し、迷子の猫であることを見極めてから行動しましょう。

飼い主の捜索に努めましょう

猫が迷子であることを確信した後は、飼い主の捜索を行うことが次のステップとなります。

猫の行動パターンは様々で、広範囲を移動する猫もいれば、恐怖から飼い主の家の近くにとどまる猫もいます。現在では、迷子の猫の情報を掲載するウェブサイトも存在するため、多方面から情報を集め、早急に飼い主を見つける努力をしましょう。

  • 1.近隣住民に尋ねる

    猫が家から脱走した場合、数時間や数日経過していても遠くに逃げていないことが多いです。
    近隣住民に猫の飼い主がいないか確認を取ることが重要です。

  • 2.警察に届け出る

    猫や犬のようなペットは、財布などの落し物と同様に「拾得物」として扱われます。
    保護した場所の最寄りの警察署に届け出を行いましょう。飼い主も遺失物届を提出している可能性が高いため、これにより早期に飼い主が見つかる可能性があります。

  • 3.保健所や動物愛護センターに問い合わせる

    飼い主は保健所や動物愛護センターにも連絡を取り、猫の情報を提供している可能性があります。そのため、これらの施設にも連絡し、情報を確認することを推奨します。

    ただし、重要な点として、これらの施設は猫の一時的な保護を行うだけで、飼い主が見つかるまで長期的な世話を提供するわけではありません。
    また、一定の期間が経過すると、猫は殺処分されることもあるので、猫を連れて行くのではなく、問い合わせだけに留めましょう。

  • 4.近隣の動物病院に問い合わせる

    動物病院も情報収集の重要な場所です。飼い主が連絡を取ったり、チラシを置いたりしている可能性もあるからです。

    さらに、猫の身体にはマイクロチップという、飼い主の情報を保持するチップが埋め込まれている場合もあります。これらのチェックは、同時に猫の健康状態のチェックも含まれるため、一度動物病院で診察を受けることを検討しましょう。

  • 5.インターネットの迷子猫掲示板に投稿する

    インターネットの普及に伴い、迷子のペット情報を掲載するウェブサイトが多数存在します。これらのサイトに情報を掲載することで、より多くの人々の目に触れる可能性が高まります。そのため、可能な限り多くのサイトに情報を掲載し、飼い主の早期発見に努めましょう。

著者紹介

上杉 華子(猫コンシェルジュ)

猫に関する専門家として猫の知識と経験が豊富で、猫の飼い主たちから高い評価を受けており、
猫の行動学や猫種の特徴、猫の健康や栄養管理など、猫に関する様々なトピックについて情報発信。
猫に関する情報が科学的根拠に基づき、そして分かりやすい言葉で説明していることを心がけ、猫の世話やしつけ方法、猫の病気や予防策についてのアドバイスを提供しています。
幼いころから猫を飼って育った自身の経験をもとに情報発信を行い、保護猫の里親探しや猫の福祉向上を目指して活動中。