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ペット探偵とは?

みなさんはペット探偵という職業をご存知でしょうか?
よく小説や映画で探偵を目にすることはありますが、ペット探偵はその名の通りペットの捜索に特化した専門家のことを言います。
私たちの生活にとってペットは家族同然の存在であり、突然の失踪はペットだけでなく飼い主にとっても日常にパニックを引き起こします。なかなか平常心でいられないそのような時、迷子になったペットを探し出す一助となってくれるのがペット探偵の専門家たちです。

ペット探偵の特徴

ペット探偵はよくイメージされる探偵とは異なり、その道のプロとしての知識を持っており、ペットの足跡、身体的特徴、そして独特の行動パターンを基に、的確な調査を進めます。そのため、ペットの痕跡を追いかけるだけではなく、ペットがどう動くのか?どこに隠れそうか?を予想して行動することができます。

さらに、ペット探偵は迷子になっているペットの感じているストレスや恐怖に関しても知識を持っているので、単純に見つけ出すだけではなく家族の元に戻った後のケアなどのサポートを行ってくれる場合もあります。

どうやって捜索するのか

ペットを見つける方法の中でも、よくある主な手法を紹介します。

  • 物理的な探索

    迷子になったペットの最後の目撃情報を元に、フィールド探索を行います。彼らは特別な技術を使って、ペットの足跡や体毛、ほかの身体的証拠を探します。訓練を受けた探偵犬を使って、失われたペットの匂いを追うこともあります。

  • 行動分析

    ペットの種類、年齢、健康状態、性格などの情報を分析します。これにより、ペットがどのような行動をとり、どのような場所に向かう可能性があるかを予測します。例えば、猫は怖がりやすく、安全な場所を求めて家の近くに隠れる傾向がある一方、犬は好奇心旺盛で遠くへ行ってしまうこともあります。

  • 情報の収集と共有

    地域の動物保護団体、動物病院、警察、近隣の住民などと連携し、ペットの情報を広めることも重要な役割となります。また、ソーシャルメディアや地元のメディアを使って情報を拡散し、一般の人々の協力を得ます。

  • モニタリング

    カメラやモーションセンサーを設置して、ペットの動きをモニタリングすることもあります。また、ペットが好きな食べ物やおもちゃを使って誘引し、その反応を確認します。

これらの方法を通じて、ペット探偵は行方不明になったペットの発見に全力を尽くします。また、ペットが見つかった後の心のケアや、飼い主とペットの関係改善のアドバイスも提供します。

捜索の流れ

捜索までの流れに関してもペット探偵によって様々です。以下の情報もあくまで参考程度に留めてください。

  • 依頼と情報収集

    電話やメールからペットや状況についての詳細な情報を収集します。

  • 計画の立案

    収集した情報をもとに、ペット探偵は捜索計画を立案します。

  • 捜索の開始

    立案した計画に基づき、捜索が開始されます。

  • 見つかったペットの確認と引き渡し

    ペットが見つかった場合、確認作業を行いオーナーに引き渡します。

どれくらい効果があるの?

成功率

ペット探偵の成功率はペットの種類や性格、健康状態、迷子になった状況や地域、探偵の経験や技術などの多くの要因によって変動します。

一部の専門的なペット探偵では成功率が70%以上と報告されている場合もありますが、あくまでも参考の一部に過ぎず、特定の状況やペットに対する成功率を反映しているわけではないため、ペット探偵に依頼する前に経験や実績、捜索方法などについて確認することが重要になってきます。

飼い主が自身のペットを迷子にしないことが最も理想的ですが、万が一迷子にしてしまった場合、ペット探偵は解決策の一つとなります。その際は、どのように捜索を行うのか?見つかる可能性はどれぐらいあるのか?などを理解した上で適切な選択を行うようにしましょう。

料金の相場

ペット探偵の料金は、探偵の経験や専門性、捜索範囲の広さ、捜索に要する時間などによるため一概には言えませんが大まかな指標はあります。

初回相談費用
初回の相談や調査プランの作成には一定の費用がかかることが一般的です。
これは通常、数千円から数万円の範囲で、場合により無料の場合もあります。

探索費用
実際の探索作業に関しては、時間単位、日単位、または全体的なパッケージとして課金されることが一般的です。時間単位の場合、数千円から1万円以上、日単位の場合は数万円程度が相場となることが多いです。

追加費用
ペット探偵が使用する機器(例えば、ワイルドライフカメラやGPS追跡装置など)や特別なサービス(例えば、探偵犬を使った探索など)には、追加の費用がかかることがあります。

これらの金額は目安であり、具体的な費用は個々のペット探偵やその地域、そして各ケースにより異なることを覚えておいてください。サービスを利用する前に、明確な見積もりを取ることをおすすめします。

アニコム損保の迷子捜索サービスについて

万が一ペットが迷子になった場合、アニコム損害保険株式会社のペット保険に加入しているとペット探偵への依頼が無料になるサービスがあるのをご存知でしょうか。

どんなサービス?

ご契約いただいているどうぶつさんが何かの拍子にいなくなってしまった場合、迷子捜索を専門に行うペット探偵がかけつける無料サービスです。

  • ※本サービスでは、3日間の捜索料金と出張料は無料です。
  • ※提携会社を通じたサービスであり、離島等一部地域や集中豪雨等のやむをえない事情によってサービスの着手までに時間がかかる場合や、サービスをご利用できない場合があります。

ペット探偵による捜索とは?

ペット探偵とは?

アニコムでは「ジャパン ロスト ペット レスキュー(JLPR)」と提携し、本サービスを実施しています。

http://www.jlpr.net/index.html

捜索は動物の行動習性を熟知した専従スタッフが実施し、発見率は猫で約85%程度です。(ジャパン ロスト ペット レスキュー(JLPR)調べ)

何をしてくれるの?

正式な依頼後に飼い主さまと事前に打合せをし、その後ポスター・チラシの作成、現場付近での捜索、捜索状況や結果の報告などを行います。

どうぶつさんを発見できなかった場合でも、その後新たに情報を入手した場合にはご報告します。

利用方法は?

  • ジャパン ロスト ペット レスキュー(JLPR)にお電話ください。
    電話:0120-161-789
    (24時間/年中無休)
    アニコムの契約者であることと証券番号をお伝えください。

  • 事前の打ち合わせとして、ヒアリングを行います。ここではどうぶつさんの体の特徴、性格、失踪時の状況等およそ40項目を詳しくお伺いします。

  • 契約締結後、メールにてどうぶつさんの画像データ等をご送信いただき、ポスター・チラシを作成します。同時に失踪場所周辺の地形等を調査し初動の捜索方針を判定します。

  • 専従スタッフが失踪場所を訪問し、どうぶつさんの捜索を開始します。もしも3日間の捜索で見つからなかった場合は、ご自身の負担で捜索期間の延長も可能です。

募集文書番号:W2306-0108

著者紹介

上杉 華子(猫コンシェルジュ)

猫に関する専門家として猫の知識と経験が豊富で、猫の飼い主たちから高い評価を受けており、
猫の行動学や猫種の特徴、猫の健康や栄養管理など、猫に関する様々なトピックについて情報発信。
猫に関する情報が科学的根拠に基づき、そして分かりやすい言葉で説明していることを心がけ、猫の世話やしつけ方法、猫の病気や予防策についてのアドバイスを提供しています。
幼いころから猫を飼って育った自身の経験をもとに情報発信を行い、保護猫の里親探しや猫の福祉向上を目指して活動中。