えりかの猫本レビュー

第63回 あなたの猫はどのへんか「あなたの猫の偏差値は?」


こんにちは。いきなり冷え込んで
きましたが、皆様お元気でしょうか。
こちらではこないだ霜が降りてました。
寒さ対策を万全にして、風邪などひかぬよう
ご自愛くださいね。今回のえりかのコラムは
「あなたの猫の偏差値は?」のご紹介。
ごゆっくりご覧ください。











「うちの猫は頭が良い」と自慢する人と、

「うちの猫はバカでバカで」とへりくだる人。

飼い主ってのは、大体この2種類に分けられますね。

唐突ですが、その「頭が良い」と「バカ」
どこらへんで判断してますか?










飼い主の言う事を良く聞くから、頭が良い猫だ。
飼い主の言う事をきかないから、バカ猫だ。

きちんと行儀が良くて、
困った行動をしないから頭が良い。

行儀が悪くて、いつも飼い主を
困らせてばかりいる。だからバカ猫だ。









故に、「頭が良い猫」と「バカな猫」の
区切りは存在し、飼い主は
当然判断できるものである。

と、大抵の方は思っているものと思われます。











でも猫って、頭が良ければ良いなりの、
悪いなら悪いなりの可愛さがあって
別にどっちでもいいや、こいつであれば。
なんて事になるのがオチなわけで、
だったら別に「頭の良さ」なんて
あんまり関係無いんじゃないのか、
と思った方。

ピンポン。
それが正しい。











世の中、どれが正しいかなんて
安易に断言できない、言えない様に
なってきましたが、猫に関しては
上記で正しい。間違いない。

それでも「猫の頭の良さ」というのは、
飼い主の間では何時の世も話題になるもので、
そこには2種類の自慢の仕方があると思うんですよ。










はい、ここでコラムの最初の文章に戻りますよ。
「うちの猫は頭が良い」と言う人と、
「うちの猫はバカで」と言いたがる人。

飼い主は、どこで猫の頭の良さを判断しているか。

そりゃ、飼い主の言うことを
良く聞くかどうかだろ、という意見が
多数だと思います。

けど、それって正しいのかな。

だって、猫って人間じゃないじゃん。


猫には猫の頭の良さってありますよね。
人間の言うことを良く聞くからって、
イコールそれが「猫として」頭が良いか、
とは限らない。だって人間じゃないしね。
大事な事だから2回言いました。





そこでこの本です。
「あなたの猫の偏差値は?」

こういう時、あなたの猫はどうする?とした
質問で、猫の「記憶力」や「知的好奇心」の
チェックができます。

もちろんいろんなチェック項目があり、
変わったところでは「食卓マナー」、
「飼い主利用感覚」、「世渡りの技術」等が。









こういった本は多々ありますが、
この本の面白いところはこういった質問に
答えていくと、最後にはあなたの猫の

・知的能力(猫ばなれした頭の良さや賢さの診断)
・環境適応能力(環境適応度、世渡り上手の診断)
・生命力(野生度の診断)


が分かっちゃうところ。









きちんとした精密な検査でもなく、
飼い主の主観によって判断する形式なので
必ずしも正しい結果ってわけでもないんだけれど、
自分ちの猫が「大体どの辺にいるのか」が分かって、
この本って結構ためになる。

猫としての頭の良さと、人間基準の頭の良さ。
この本ではその二つを判断することができるわけです。









だから、賢い猫だと自慢してた猫が
猫としてはアレな猫だったり、
バカだなぁと思っていた猫が
実はとっても猫らしい猫だったり。

出た評価で可愛さは変わるわけではありませんが、
自分ちの猫をそういう観点からじっくりと
見てみるのも面白いんじゃないでしょうか。










ね、ウラ的な楽しみ方。


いろいろと質問に答えていくわけですが、
それに答えられるイコール
「自分はどれ程飼い猫のことを
 知っているか」
ってことですよね。

それが自動で試されちゃうので、
「飼い主の猫への観察度」ってのも
判明しちゃったりします。

猫も人間も試されるこの本。

著者はあの加藤由子さんで、
まんがはあの須藤真澄さんです。












あなたの猫の偏差値は?
「うちのコは天才!」なのか、それともひょっとして、「うちのコって…バカ」なのか、悩める愛猫家待望の本がついに登場しました。
本書は、手軽に「猫の偏差値」がわかる画期的な一冊です。記憶力、言語能力、食事マナーなど各項目のテストに答えれば、簡単に数値が判明。自分の猫が、どのくらいバカか賢いかわかって、愛情も倍増。かわいい猫まんがも満載です。




Auther:

★えりか


ご覧の通り、絵も文もゆる〜い感じで進むこのコラムですが、皆様のお目汚しにならないよう、しこしこと精進しながらがんばっていきますので、どうかよろしくお願いいたします。

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